蝦夷脱出大作戦「蠣崎季広 プレイリポート」(後編)




     目指せ! 一般戦国大名っ!(1563年1月〜


蝦夷地(北海道)を脱出し久慈港、三戸城を攻略した蠣崎家ですが、
この時期、既に上杉軍は石川城を攻略統治していました。
つまり青森県の東側を蠣崎家、西側を上杉家が統治している状態です。

東北から南方を見ますと武田軍が巨大化しており、
上杉軍に対して攻勢を強めているようです。
今回のラスボスは武田家になりそうな感じですね。

さて、この御時世で一番安心できるのは武田と同盟を組むコトなんでしょうが、
残念ながら武田家は織田家を同盟を結んでおり、
コチラには興味すら微塵も持っていません……。
ならば、武田と戦える勢力と同盟を結びたいところです。
それがお隣の上杉家というワケです。

武田家は騎馬技術「風林火山」(武田家専用)を修得していますが、
上杉家も騎馬技術「軍神」(上杉家専用)を修得しているのです。
両陣営ともに騎馬技術はMAX、どっちかが劣っているワケではありません。

とどのつまり、
北へ北へと目を向けてきた上杉軍の後方を我等が蠣崎家を統治し、
なおかつ同盟を組む事によって、その戦力を武田のみに差し向ける事が可能となる。
そう、本当の意味で竜虎が激突できる環境が出来るのです。

これは独走しそうな武田家を牽制することにもなりますし、
なにより軍神様と戦う必要がなくなります。
この同盟が続いている間に最低限「伊達家」を吸収すれば、
武田や上杉と互角に戦える状態になるコトも不可能ではありません。

弱小のうえ僻地で引き篭もっていた蠣崎軍が、
一転し激戦地で一端に戦っているという夢のような展開。
まさに1ランク上の「一般的な戦国大名」にクラスチェンジできるのです。

今回の目標としては「本州上陸」だったのですが、
さすがにココで放り出すとなると、

   「あたし、これからご主人様のメス豚になるわ。」

というMプレイ初心者の参考書にはならないのではっ?
Mプレイというより武田や上杉に蹂躙され滅亡してしまうのではないかっ?
そこで伊達家を攻略し伊達家の家臣を吸収するまでサポートしようと思います。

思いのほかココまですんなりきましたが、皆様ついてきてますか?
たとえセーブとロードを繰り返そうと本州上陸さえ果たしてしまえば、
ここから先はちょっと余裕が出来てきます。

本来ならば南部家臣を吸収したかったのですが、
十三港へと逃げ込んだ南部晴政は上杉軍によって滅亡に追い込まれました。
とは言え、ここまで南部家と戦ってきた蠣崎家には南部旧臣の捕虜がいます。
南部信直、石川高信、北信愛を捕えていましたので、
南部家滅亡後には蠣崎家に仕えて貰いました。
彼ら3人は比較的優秀な人材の多い南部家の中でも優秀な武将と言えます。

南部信直  :統064 武042 知078 政081 足D 騎C 弓D 砲D 計A 兵D 水D 築B 内B
石川高信  :統080 武067 知053 政053 足C 騎A 弓D 砲D 計D 兵C 水D 築D 内D
北信愛   :統076 武055 知069 政082 足B 騎C 弓B 砲D 計B 兵B 水C 築D 内B

これで一気に楽になりました。
武将不足に泣かされたのがウソのようです。
そこで娘である蠣崎圭を人質に上杉家と同盟を締結しました。

上杉家にしても東に蠣崎、西に武田を抱えていては身動きできなかった。
この同盟は上杉にも蠣崎にもメリットがあるのです。
その上、まともな技術を持っていない蠣崎家にとって
上杉家が修得している騎馬技術は魅力的です。

娘一人でここまで楽になるんだったら惜しくはありません。
父親としては如何なものか……しかし御家のことを思えば当然の判断。
これで上杉は怖くなくなった、あとは南へ南へと向かうだけです。

3人とは言え、新たに配下に加わった南部旧臣3人衆をフル活用し、
同じ弱小勢力である斯波家の高水寺城を攻略。
斯波家の家臣達は見るに堪えない能力値ばかりですが、
いまの蠣崎家にとっては徐々に広がっていく領地を開発する為に、
猫の手も雑魚武将の手も欲しいところ、全員を登用しました。

お次は伊達家の岩出山城なのですがココで問題が発生します。
岩出山城は堅い。すっごく堅い。
伊達家は築城学舎を持っていますからガシガシ城を堅くしているのです。
残念ながら我等が蠣崎家には歩兵技術をひとつも持っていないので、
そんな堅い城をガンガン叩いて攻略するとなると恐ろしい程の時間が掛かるのです。
もちろん時間が掛かるということは、兵糧も、兵士も大量に必要なワケで……。

   面倒なので武田家の力を借りましょう(一方的に)

武田軍は北条を倒し、佐竹を倒し、蘆名を倒し、相馬を倒したおかげで、
武将の質はオールスター並、打線に切れ間がありません。
放っておくと更に巨大化するでしょうから、ここで出鼻を挫いてやります。

運良く伊達家領内で一揆が発生しました。
おそらく武田家の「扇動」にでも掛かったのでしょう。
一揆軍を鎮圧すべく伊達家は数千単位で出陣します。

その伊達家の兵力を各個撃破し傷兵を吸収。
伊達家の防御が手薄になったのをいいことに武田軍が岩出山を攻略しに出てきました。
でも、いまの岩出山城はものごっつぅ堅城と化しています。
武田信玄、北条氏康と有名どころの武将を繰り出して攻撃を仕掛けていますが、
伊達家の抵抗はかなりのもの、

   ……別に伊達家を援護するワケではありませんが、

こちらも出陣して武田軍の部隊を各個撃破していきます。
もちろん傷兵を吸収するのが目的。
武田軍は岩出山を攻略する為に大量に足軽……ではなく騎馬兵を繰り出してきます。
皆さんご存知の通り、騎馬隊は建造物に対しての攻撃力はそんなに高くありません。

大量の騎馬兵がガッツンガッツンと騎馬戦法を使うので強く感じますが、
城に対しては恐れるほどでもありませんでした。
(普通はその勢いで一気に城を攻略しちゃうんだけど)
堅城で防衛する伊達軍。……と計略戦法狙いの蠣崎軍に挟まれ、
あの恐ろしい武田騎馬隊を敗走させることに成功しました。

おまけに岩出山城もある程度やわらかくなったし、
武田の最前線の騎馬兵を叩いたし、コッチとしては万々歳。
武田領の城には兵士がいるものの
騎馬が少ないために苦手な歩兵で出陣してきます。
それなら足軽技術の無い蠣崎軍でも相手するコトができるのです。

ヘロヘロになっている武田の前線を横目に岩出山城を攻略。
伊達軍は塩釜港へと逃げ込みますが時既に遅し、
蠣崎軍は塩釜港へと殺到し伊達家滅亡となりました。

あと数年もすれば片倉景綱が、
さらに数年すれば伊達政宗、伊達成実が登場し蠣崎軍も益々充実するコトでしょうし、
岩出山城下にはたくさんの築城学舎がありますから、
そのまま築城技術をあげるコトもできます。

……といったところで蠣崎軍も立派な戦国大名として、
教科書に載っているような有名大名と戦える程の勢力に成長しました。
この後も続けてもいいのですが、
このまま行くと当サイトのリプレイ『竜が目覚めるまで』と同じ展開になることが予想されます。
(圧倒的な戦力差を覆したい! というプレイの参考になるかと思われます。)

配下武将というか起用する武将達も、
当たり前のように伊達オールスターズになるのは目に見えていますし、
今回のリプレイはここまでとします。ご了承ください。

で、次回はどうするの?
うーん、今回はマジメに攻略の過程をレポートしたので、
「ちょっとバカっぽいリプレイがいいかなぁ?」と思っております。
んでは、その次回までしばしのお別れです。


     〜 ここまでの年表一覧 〜


1563年 1月 蠣崎圭を人質に上杉家と同盟を締結

      8月 南部領十三港が上杉軍により落城し南部家滅亡する

1564年 1月 九戸城(支城)を築城

1565年 2月 斯波領高水寺城を攻略し斯波家滅亡する

      5月 鳥谷ヶ崎城(支城)を築城

      7月 伊達領岩出山城下にて一揆発生

         一揆鎮圧の為、伊達軍が出陣する

         出陣した伊達軍を野戦で撃破し鳥谷ヶ崎城(支城)に帰還

     10月 武田軍が岩出山城へと侵攻

     11月 武田軍を追い返し岩出山城を攻略する

     12月 伊達領塩釜港を攻略し伊達家滅亡する

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           以下省略