←
↑
□
→

竜が目覚めるまで「伊達晴宗 プレイリポート」(その4)

戦略的後退?(1589年〜)
うーん、武田の主力と戦うことは、今回のリプレイでは無さそうだ。
というのも、本願寺がついに島津に押され始めたんだ。
中国地方を巡って激しい戦いを繰り広げていた島津と本願寺だけど、
ここの大決戦で本願寺が敗れたんだろうね。
中国地方を手にいれた島津軍の勢いは凄まじく、
あっという間に畿内を制圧、そのまま本願寺領を飲み込むように進撃を続ける。
これに耐え切れなくなった本願寺は武田と同盟を結び必死の抵抗を続けるが、
こうなっては本願寺に島津を押し返す力なく、武田がメインで戦っているような感じ、
その武田も伊達と島津に挟まれて戦力の集中もままならない。
武田が上杉以外のコンピュータ勢力に大きく喰われるのって、あんまり見た事ないなぁ。
コッチとしては嬉しいような、島津が怖いような、なんとも言えないんだけど、
躊躇していても始まらないからとにかく切り取れる領地は貰っておこう。
我らが伊達家としても天下分け目の決戦の相手は島津だと覚悟はしておくけどね、
「なぁ、小十郎、島津ってどんな奴らだ?」
「そうですねぇ。ウチと同じで鉄砲が得意で、最近は大筒も大量に持ってるようです。」
大筒? あー、大友を潰して吸収しているからなぁ。
小十郎も乱波を飛ばして情報収集しているだろうし、
わたしもちょっと島津vs武田を観戦してみようか……。
「全軍、一斉に撃てぇぇ〜〜〜〜っ!!」
ずどどどどどどどどどどどどどぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜っ!!!!
……なに、あの大筒の並び具合。
大砲の弾が武田軍の城に切れ間無く飛び込んでいくんだよ。
一つや二つじゃない。そりゃもう十個とか普通に飛んでいく。
だいたい島津軍って何部隊だしているんだ? ……十部隊で済まないなぁ。
しかも前線の城には三十万とか普通に駐屯しているし、一乗谷城には五十万もいる。
城に逃げ込めば大筒で撃たれ、城から出れば鉄砲で狙い撃ち。
しかも島津軍の兵器技術はMAX、つまり【炸裂弾】まで持っている。
【大筒】は対施設にたいしての破壊力も立派だが、
【炸裂弾】の技術を手に入れると部隊に対する攻撃力も格段に上がるんだよ。
こりゃ如何に精強なる武田軍でも無理だよなぁ。
でも、申し訳ないんだけど……、
いやぁ、ホント武田さんには本当に悪いんだけど、
コッチも死活問題なんだ、領土を広げて名声(まだゼロ)を得て兵力を蓄えて、っと、
まだ20〜30万の兵力しかない伊達の兵力では、あんな島津軍と戦えないからなぁ。
伊達軍、関東方面に進出、たまーに真田幸村とか一線級の武将が迎撃に出てくるけど、
やっぱり武田主力は島津軍との戦いで忙しいようだ。
幸村は手強いが、関東方面にいる武田方の武将の数が少ないのが幸いして、
武田軍の動員部隊数は3部隊が限度らしい、ひとつの城に多くて6人だから仕方ないよな。
「な、白いオッサン、武田軍も思ったより弱いんだな。」
「口だけは達者だな。片目の小僧。」
うん、確かにいつもの化け物レベルの強さを誇る武田軍とは別勢力みたいだ。
いくら幸村隊が頑張ったところで全然怖く、な、あれ?
「御館様、かの者が政宗に御座います。」
「ほう、幸村、お主に負けず劣らず生意気そうな小僧じゃな。」
……なんで? 信玄自ら出てくるの?
島津と戦ってて忙しいんだろ、そっち行ってろよ。
「喰らえ【啄木鳥】!」
うわー、こら謙信、はやく見破れよっ!!
あんなの喰らったら被害がスゴイだろ?
「逃げるな政宗、【乗崩】を喰らえ!!」
うわ、なんか幸村、急に元気になりやがった。
謙信、早くなんとかしろ、鉄砲隊の政宗だと厳しいだろうが!!
「こ、こ、こ、怖くなんかねぇぞ。な、し、成実!?」
シーン……。
「あれ? おぃ、どこいった成実? あ、ここに毛虫の前立が!?」
つーわけで既に部隊壊滅、
スタコラ逃亡する成実でしたとさ、
「政宗様、我等も撤退しましょう。」
「撤退だと? 小十郎は政宗に逃げろと言うのか?」
「はい、言いました。」
「に、逃げるんじゃない。これは後ろを振り向いて進むんだ!」
「はいはい、じゃぁ回れ右して前進しましょう。」
と、まぁ、大激戦を繰り広げてしまいまして……。
コチラに利あらず、太平洋側での戦いを一時やめて日本海側に主力武将を移動。
もちろん武田側の主力も移動してくるんだけど、コッチの方がちょっと早い。
戦場での【闘志】のたまり具合も、信玄隊と激突する前に少しでも稼いでおけば、
コッチが先に【戦法】を発動できるからね。
「と、いうワケでございます。逃げたのではありません、斜め上ぐらいに前進です。」
「さすが小十郎。頼りになるなぁ。つーワケで鉄砲ばーん。」
おいおい、せっかくのチャンスに何をしやがる。
「なりません、頭の悪そうな部隊に【混乱】を掛けるのです。」
「それは小十郎と、伯父さん(最上義光)でやっといてよ。」
こういう時、なんでか知らないけど自然に勝頼隊を探しちゃうんだよな。
彼の部隊に智将が一緒にいても、なんとなく勝頼隊に計略系戦法を掛けたくなる。
別に勝頼をバカにしているワケじゃないんだけどね、
「武田軍、混乱しました。」
「よし、てっぽー構えぇー。撃てーーー。」
ずががががががががががががががーーーーーん。
こうして春日山を攻略した後で、すぐさま太平洋側へ主力を移動させる。
さっきと同じ理由の為にね、こうして古河御所を攻略。
ここで、どうやら西の方で島津がまた激しく動き出した模様、
武田軍の動きが鈍ったところを火事場泥棒で岩付城も攻略。
あ、これが武田にとってのトドメになったみたい。
あとは動きたくても動けない。抵抗したくても抵抗できない。
久留里城を攻略し、泣きそうな顔で侘びを入れに来た信玄に捕虜を返してやると、
なんと、なんと、15年ぶりに名声が5になりました。
これまでマイナスだった名声が5にっ!!
嬉しい、すっげぇ嬉しい。
「曾爺ちゃんや爺ちゃんのせぇで極悪人になったけど、これで極悪人から脱出だー。」
つーか、お前が出てくるまで頑張ったから極悪人になったんだけどな。
とにかく、これで【官位】や【役職】が貰えるようになるし、
商人や僧侶から【家宝】を購入することが出来るってなモンですよ。
意外と痛かったのがコレだったんですよ。
だってさ、相手の戦法を喰らったら一撃で消滅してたんだよ。
それが多少は耐えられるようになるんじゃないかな?
【役職】を得て動員できる兵力を増やす。
【官位】を得て統率を増やし動員できる兵力を増やす。
もちろん【家宝】でのドーピングも忘れずにっ!
嬉しかったので勢いに乗って小田原城、駿府城、浜松港まで攻略。
滅亡寸前の本願寺勢を滅亡に追い込んじゃう。
武田と同盟を組んでいるから武田は手を出せないんだよ。
こうして、なんと本願寺顕如のほかにも、
秀吉兄弟、松永久秀、毛利元就などなど大量に優秀な武将をゲット。
それにしても、ぐんぐん名声が上がっていく、すごい勢いであがっていく。
なんて素晴らしいんだ。素晴らしき我が伊達軍〜♪
鼻歌が出るほどの快調に飛ばしたら、
清洲城は島津領、でも、この調子で行っちゃうぞ〜!!
島津水軍三十万(1593年〜)
あはは、絶好調〜っ♪
このまま天下統一に突っ走れ〜っ!!
「殿、千利休さまが来ましたけど……。」
「おぉ、早速【家宝】を買おう。」
「いや、あの、島津に売り尽くしてしまったらしく……鉄砲貰いました。」
鉄砲なら要らねぇ……。
えぇぃ、気にせず行くぞっ!
と、言いたいところだが、え? なにこれ? 何かの冗談?
コッチの総兵力は30万ちょっと、それと同数の兵力が島津方の鳥羽港に駐屯しているの。
それで清洲には5万……うーん5万も少ない数では無いよなぁ〜。
まぁ130万を越える島津軍にとっては、それほどスゴイ数では無いんだろうけど、
伊達軍としては恐怖の的でしかないワケだ。ちなみにコチラの配置は、
岡崎城に10万、浜松港に6万、春日山城に12万、柏崎港に3万、
それ以外の拠点には1000とか、そんな感じだ。
ダメだ、いま武田に構っている余裕は全くない。同盟組んじゃおう。
落ち目の武田と同盟を組んだのはある意味正解だと思う(思いたい)
これ以上戦線を広げることは不可能だと思うから、
つまり、武田を盾に使おうと思うのよ。
武田軍は甲信地方から北陸の一部に勢力を展開している。
伊達軍は東海地方に主力を配置している。ね、利害が一致しているんだよ。
こうして、そこそこ頼れる(頼りにしたい)武田と同盟を組んで戦線を縮小。
とりあえず目先の島津勢清洲5万、鳥羽港30万、霧山御所5万をなんとかしたい。
駿府城周辺の施設を全て破壊し新たに兵舎を大量に建設。
出来上がってみたら結構すごいよ。
募兵を1度すると3000もの兵士が一度に集まるようになった。
次に、良い具合に岐阜城付近にて武田が反撃に転じていたので
岡崎城から清洲城5万を速攻で撃破する作戦に出る、
霧山御所と鳥羽港からの援軍が来るまえに清洲城を攻略に成功。
それまで前線から離れていた清洲城は築城技術の恩恵を受けていなかった為、
他の城に比べ軟らかいので助かった。普通に鉄砲系戦法が効いてくれたからね。
でも残念ながら岐阜城付近の戦闘は島津軍が勝利、武田軍は撤退。
仕方ないので前線で孤立しそうな清洲城の要塞化に着手する。
「若様、大変です! 島津勢、鳥羽港から浜松港へ向けて出陣しました。」
予想はしていたけど、やっぱり来たか島津水軍30万。
清洲から急いで浜松に移動する独眼竜、
奴ら【大筒】をたくさん持っているだけじゃなく【安宅船】まで持っているんだ。
当然のように【安宅船】に【大筒】載せてやってくるんだよ。
もう、凄まじい勢いで砲弾を撃ち込んでくるから、
一瞬で港の耐久力が消えてなくなる。
一体どんなマジックだよと、どんなイリュージョンだよと、
(前にも同じこと言ったような覚えがあるなぁ。)
実は武田と同盟を組んで技術交流をした時に、
何故か武田が持っていた【水雷】を貰ったんだよね。
敵の船が沈没してくれれば良いんだけど、
それ以上に大筒の破壊力と鉄砲の攻撃力が強いのなんのって、
「成実、ダメだ逃げ、いや回れ右して前進だ。その毛虫捨てて回れ右して前進。」
「うーん、もう前立、脱兎に替えようかなぁ?」
でも、これは戦術的撤退なんだ。
一旦浜松港から出て、島津軍に占領させ、
耐久力が無い状態の浜松港を殴り取り返すのだ。
30万の兵士を15万で撃破って出来るかな? いや、やってやろうじゃねぇの。
頼れる白いオッサンと、その愉快な仲間達には騎馬を任せ、
出てくる部隊を片っ端から蒸発させてやる。
港の上で鉄砲を撃ってくる奴らには、伊達の鉄砲の威力を見せてやる。
と思ったら、奴ら【鉄盾】(弓・鉄砲戦法から被害半減)持っているんだよね。
仕方ない、本願寺降伏時に配下に加わった毛利のお爺ちゃん、怖い顔の松永のおっさんで、
【混乱】に【同士討ち】にと謀略の限りを尽くしてやろうじゃないの。
死に物狂いで戦っているが、やっぱり数の上で勝てない。押されている。
仕方ない。こうなったらコレしかない。
騎馬隊は戦法の使用を停止【闘志】を温存せよ。
「港外の伊達軍を蹴散らすのだ!」
敵部隊が港から出た!
いまがチャンス。
「いまだ、騎馬隊の威力を見せてやる!」
「我らも謙信殿に続くぞ!」
白い頼れる謙信様の【車懸り】【突進】【先駆け】連鎖、
更には引き篭もり時代に引き抜いた頼れる一門衆、
本多忠勝の【乗崩】【突進】【先駆け】連鎖、
敵部隊が討って出て、港の兵力が減った、この瞬間を狙い、
騎馬戦法をぶつけ浜松港攻略成功。
港から追い出されたり、港から出ていた敵部隊を包囲殲滅し、
どうにか倍の兵力を誇る島津軍に勝利しました。
そのカラクリは、港から追い出された敵部隊ってのは
普通は【小早】(デフォルトの船)になるんで、
(陸地に向かって討って出る時にワザワザ船まで選択しないでしょ?)
島津方が乗ってきた【安宅船】を奪い、海上で叩けば良いんだよ。
これなら奴らの方が水軍技術が上でも勝てるでしょ?
オマケに【大筒】も奪っちゃった。
それに、港には【石垣】が無いから鉄砲による攻撃も有効なんだよね。
わざわざ堅い城で島津と戦うよりはよっぽど精神衛生上健全だよ。
というところで以下次回なのです。
----- 主な出来事 -----
1589.05 武田支配下の春日山城を攻略
90.05 同 古河御所を攻略
91.02 同 岩付城を攻略
.07 同 久留里城を攻略
.10 捕虜の無条件解放で15年ぶり名声がプラス
.12 武田支配下の小田原城を攻略
92.05 同 駿府城を攻略
.08 本願寺支配下の躑躅ヶ館崎を攻略、本願寺滅亡
93.06 武田支配下の浜松港を攻略
.08 武田家と同盟を結ぶ
.09 島津支配下の岡崎城を攻略
.12 同 清洲城を攻略
.01 島津水軍30万が浜松港に来襲し逃亡
94.04 島津支配下の浜松港を攻略

←
↑
□
→