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無革新 「山名祐豊 プレイリポート」(その2)
手詰まり?(1561年〜
毛利軍は大内家との戦いで勢力拡大に成功しました。
これに対し山名家は、大内家との戦いのダメージが癒える前に、
毛利家の本拠地である吉田郡山城を攻撃したのです。
かの城の守備兵は僅か六千ですからね。楽勝でしょ?
まさに機を見るより敏って感じ?
「東から本願寺が攻め込んでくるらしいぞ。」
「上杉家がマジに毘沙門天を召喚したってさ。」
「武田家が古代兵器である巨神兵を発掘したらしい。」
どこからともなく進軍中の山名家に入ってくる怪しげな情報の数々。
(特に後ろ二つは何だ?)毛利側の【偽報】に違いありません。
そんなものに引っかかる我らでは無い。
さぁ、いざ突き進め山名軍。
「上杉謙信って実は女の子らしいぞ。」
「しかも武田信玄の幼馴染で眼鏡っ娘らしい。」
なんつー激萌え情報!?
いやいや、そんなハズは無い。
これも毛利の策略に違いないのです。
「よし、進路を東に変更するプー。」
……殿、ひっかかっちゃったよ。
このように卑劣なウソ情報で山名家を撹乱した毛利軍、
山口館からの援軍がやってくると猛反撃をしてきます。
これにはさすが(?)の眼鏡っ娘萌え山名軍も敗走。
んで、その怪しげな情報を信じて東を見渡せば、
本願寺が朝倉家を滅ぼしたばかり、このダメージが癒える前に、
上杉謙信の眼鏡っ娘っぷりを拝見すべく本願寺家に襲い掛か……。
「なんだプー? あの棒っきれ、火噴いたプー。」
「殿、あれは神仏の怒りに違いありません。退きましょう!」
「いや、あれ、てっぽーだし。」
稲富流砲術の基礎を築き上げた元一色家臣の稲富祐秀が呆れている中、
祐豊と垣屋続成主従はおしっこチビっちゃいそうな勢いで怖がってたり、
ま、とにかく、勝てそうにありません。マジで敵は強いぞ。
足軽技術だけじゃなく、騎馬も弓もない。
相手を素早く倒す事が出来れば、鉄砲の被害はそう恐ろしくも無いだろう。
鉄砲は撃つまでに時間が掛かる(攻撃間隔が長い)からね。
闘志が溜まりにくいから戦法の発動もコチラのほうが早いハズなんだよな。
だから、こっちの【混乱】あたりが華麗に決まれば、
勝ち目がないワケでもない……。
あ、そうだ、頭の良い奴を仲間にしよう。
智謀が高くて統率も高くて近所にいて、
尚且つ今の山名軍が倒せそうな大名家に仕えている武将を探そう。
えーと、えーと、播磨姫路城の赤松家に黒田官兵衛がいるな。
あとは隣の備前備中岡山城の浦上家に宇喜多直家がいるんだ。
うん、天下に名高い智恵者二人。是非とも欲しいところです。
しかし浦上家には既に毛利家がちょっかいを出している。
滅亡する前にコチラが浦上家を滅亡させないとマズい。
とりあえず赤松家を倒そうと出陣。
「赤松家も強いプー。」
強いのですよ。他の家は全部。
官兵衛がガンガン計略飛ばしてくると手も足も出ない。
しかし、神はいた。わたしは神を見たね。
石山本願寺軍が山城の足利家攻略に乗り出した。
これを見ていた丹波八上城の波多野家は摂津石山本願寺を攻撃。
それに便乗して赤松家も摂津に出兵したんだよ。そ、官兵衛も一緒にね。
鬼の居ぬ間に洗濯とはこの事だとばかりに動員できる兵力全てをもって、
姫路城を攻撃、攻撃、攻撃、早く壊れろ(文化遺産)姫路城。
修学旅行でも見学したぞ(文化遺産)姫路城。
いい加減早く燃え上がれ(文化遺産)姫路城。
危機を察知した赤松軍は急ぎ撤退、城の中へと戻っていく。
急げ、急げ、本願寺が波多野家を追い返したぞ。
よし、いまこそ山名家の本当の力を見せる時が来た。
……といっても【金砕棒】すら無い山名軍の破壊力は悲しい程弱い。
行け、やれ、叩け、殴れ、破壊しろ!!
「お味方が城門を突破しました。」
これほど、この伝令の言葉が嬉しいとは思わなかった。
だけど、まだ油断できないぞ。
本願寺軍は火事場泥棒を狙ってコチラに向かって出陣。
急げ、気合だ、根性だ、【金砕棒】欲しいぃぃぃぃ!!
姫路城攻略っ!!
目の前まで迫っていた本願寺軍は撤退を開始。
騎馬隊を持って是を蹴散らし一段落、
その間に捕虜に逃げられないように忍の里を建築し、
当然一番最初に官兵衛を登用、家宝? 官位?
なんでも好きなものを持っていけ、
とりあえず忠誠度100になれと、
んで、毛利家に攻撃を受けている浦上家攻略に急ぐのだ。
「急ぐプー。毛利に智将を渡すわけには行かないプー。」
毛利といえば毛利元就本人も賢いけど、
小早川隆景とか、安国寺恵瓊とか、頭の良い奴らが多いんだよな。
そんな奴らに宇喜多直家を渡すワケには行かない! 贅沢だ!
浦上家は備前備中岡山城と安芸備後吉田郡山城の間に支城を築城し、
迫り来る毛利軍に対して必死の抵抗をしている。
ま、その背後から我が山名軍が戴くワケだが……。
「あ、殿は要らないです。邪魔です。そこで座っててください。」
「え? あれぇ? なんだプー?」
赤松家を滅ぼして結構武将も増えてきたので、
要らないっちゃぁ要らないんだよな。殿。
官兵衛に邪魔だと言われて、ちょこんと畳の上に座って待っている殿。
上杉謙信、女の子説並に萌えますよね? たぶん、
謙信は女の子?(1563年〜
北陸の本願寺の勢力拡大によって滅ぼされた朝倉家の微妙武将、
毛利家の勢力拡大によって滅ぼされた大内家の微妙武将、
こういった微妙武将だけど元々は大大名といった人々が、
何故か山名家にたくさん仕官してきます。
例えば朝倉景鏡、どうせ元朝倉家臣ならねぇ、
武勇が90を超えている富田景政とか、真柄直隆とか欲しいよな。
元大内家だったら超強い陶晴賢とかさ〜。無理かなぁ? 無理だよなぁ〜。
「祐豊殿、聞いて下され、わたしは悔しくて悔しくて、」
「わ、わ、何だプー。急に泣かれても困るプー。」
部下達が浦上家攻略に出陣し暇を持て余していた祐豊の元に、
泣きながら、鼻水をたらしながらやってきたのは大内義長。
「まず計略が汚いんだよ。
実は上杉謙信は女の子で眼鏡っ娘で武田信玄の幼馴染でツンデレ。
そんなコト言われたら誰だって気になるでしょ?
毛利の奴ら、そうやって【偽報】を流すんだもん。」
毛利家に滅ぼされた元大勢力、大内家の当主なんですが、
うーん、どっかで聞いた事があるような【偽報】ですね。
「さらには捕らえたわたしに向かって陶殿は優秀だから登用するって、
だけどお前はバカで役立たずだから解放するって……ぐすっ」
能力値を考えれば毛利の奴らの方が正しいと思いますが、
まぁ、なんとなく自分と同じ境遇の義長に同情した祐豊は義長を登用、
能力値的には全く要らないんですけどね、
義長の無念を晴らすべく毛利を倒すのは……もうちょっと待ってね。
さて毛利軍の猛攻をとりあえず追い返した浦上軍ですが、
一難去ってまた一難。今度は東から山名軍の襲来です。
とは言うものの、毛利戦のダメージが回復していない浦上家、
当然ですが抵抗する元気もないワケで、
宇喜多直家をゲットすべく猛攻を仕掛ける山名軍。
あれよ、あれよと毛利家の与えてくれたダメージのお陰で火事場泥棒成功。
これで宇喜多直家もゲットしたぜと喜んだんですが、
宇喜多直家、いねぇよ!
焦って周辺の城を探したら、ちゃっかり毛利家が登用してやがった。
ぬぅ、贅沢な奴らめ! 怒りに震える山名軍と逆襲できると喜ぶ大内義長。
「大内家の誇りに掛けて、毛利の奴らをギッタンギッタンに」
「義長殿、邪魔です、そこに座っててください。コッチは忙しいんです。」
結局、大内義長も官兵衛に邪魔者扱いされて畳の上にチョコンと座って御留守番。
祐豊と一緒に何もしないで座って待っていることになりました。
なんつーか酷い扱いですが能力値敵に仕方ないよね?
毛利家がいかに手強いと言えども、浦上家と戦ってダメージを受けたばかり、
いまこそ毛利家討伐のチャンスなのです。
前回と違ってコチラには大軍師、黒田官兵衛がついている。
毛利の爺ぃと知略対決に臨み、勝てば山名軍が押し切れると思うのです。
意気高々に行軍する山名軍、これは勝てるかも知れない!
オマケに毛利側から出陣してきたのは弓隊がメイン。
確かに毛利家といったら弓技術と水軍技術が進んでいるというイメージしかない。
弓隊なら接近しちゃえば、そんなに手強くないよな。
「た、大変です、大変ですっ!!」
そんな陣中にいる官兵衛に嫌なタイミングで伝令が、
こういう時って、たいがい悪い知らせしか来ないんだよな。
「長宗我部軍がコチラに向かってきております! その数二万八千!」
長宗我部の野郎、いつのまにか毛利と同盟組んでやがった!
しかも長宗我部軍といったら天下で屈指の足軽技術を保有しているんです。
こっちの足軽技術は【足軽学舎】のみ! 笑える。ちょーウケるんですけど、
毛利の弓隊と一進一退の攻防を繰り広げる山名軍に
足軽技術でバリバリ武装した長宗我部軍が突っ込んできたんだから堪らない。
我先にと撤退する山名軍。くそぅ官兵衛の【混乱】が使えれば勝てるかも知れないのに、
こっちの闘志が溜まる前に、長宗我部勢の闘志がガンガン溜まっていく。
やっぱり勝てないのか? やっぱり無理なのか?
ここで反撃を食らって官兵衛まで失うのか?
しかし、わたしはここで再び神を見たのです。
「伝令! 大友軍が今治港に向けて出陣!」
四国は伊予の今治港、毛利家と長宗我部家の同盟の掛け橋となっている港です。
毛利、長宗我部両軍が山名家に対した為、ここが手薄となり、
いいタイミングで大友軍が軍艦を出したのです。
退却を繰り返す山名軍の追撃を諦めた毛利・長宗我部連合は急ぎ四国へと向かいました。
ここはチャンスとばかり月山冨山城に鳥取城から兵士を輸送。
あわせて四万という大軍を持って、元浦上家の居城である岡山城からも八千で出撃。
いくら毛利家といえども、さすがにコレは押し返せず山口館へと撤退。
毛利・長宗我部連合は大友軍を追い返したものの、壮絶な戦いは痛み分けに終わり、
この戦闘で両者、兵のほとんどを失った模様、山名軍は山口館を難なく攻略。
ついで大友家に襲撃された四国の伊予今治港をちゃっかり攻撃。
そのまま北伊予湯築城まで手に入れてしまいました。ホントにラッキーだったな。
こうして毛利家は何だか良くわからない内に滅亡してしましました。
元就は死んだけど、その一族や家臣達は優秀だからねぇ。嬉しいったらありゃしない。
宇喜多直家と主家滅亡後、已む無く毛利に従っていた陶晴賢も配下に収めて大満足。
大内義長も毛利家滅亡を喜んでおります。
「この調子で四国も制圧するプー。」
殿は姫路城あたりで御留守番なんですけどね。
んで、気になる現在の状況はどうなのか、
毛利が滅びて、長宗我部と大友が痛み分け状態。
これで喜ぶのは山名だけじゃなく「島津も」なんだよ。
島津軍は九州南部をほぼ制圧し四国上陸に成功。
山名軍が北伊予に五万の兵を送り込んだのに対して、
島津軍は南伊予黒瀬城に、なんと七万超の兵を駐屯させ、
すごい勢いで四国を右回りに攻略中……。
同盟相手を失った長宗我部はどんどん後退していく。
北九州では予想外のダメージを貰った大友家が、
その存亡を賭けて島津家と同盟を締結。
その間に龍造寺家攻略に身を乗り出した模様。
畿内では本願寺家が鈴木家と同盟を締結し、
両家がともに勇躍、本願寺家は山城足利家を攻略し幕府は滅びました。
そのまま近江を制圧していた織田、斎藤両家を敗走させ、
北陸方面の本願寺勢と合流に成功しています。
同盟相手の鈴木家は紀伊半島を制圧。
織田家はどうにか尾張を制している程度、
徳川家、斎藤家は武田家によって滅亡に追い込まれてる。
この戦に便乗し姉小路家が美濃に侵攻し制圧。まさに漁夫の利状態。
眼鏡っ娘で幼馴染属性の上ツンデレな上杉謙信は最上を滅ぼした後、
なんと南部家の反撃に苦戦し北上スピードが落ち、
その間に急成長を続けた武田家に吸収されるように滅亡、
武田家は伊達、佐竹をも吸収し南部家と対立中だが、
誰がどう見ても信玄、謙信のツートップに南部家が勝てるワケがない。
「べ、別に、……信玄の為に戦っているんじゃないからねっ!」
と眼鏡っ娘で幼馴染なツンデレ謙信が
ほのかに頬を赤らめながら信玄に言ったとか、言わないとか、
死んだ元就のおっさんが言ってたそうです(信じたらダメだからねっ!)
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