白馬の大爺サマ 「公孫サン プレイリポート」(その3)




     頼れる武将を手に入れよう(194年〜


張楊を滅ぼした最大の収穫は張燕と韓浩が配下に加わったコトといっても良いだろう。
彼らが寝返らないように褒賞金を出し続けて数ターン。
思いも因らぬコトが起こったんだ。

「ギョウ」を支配していた韓馥が死んで潘鳳が跡を継いだ。
所属武将には沮授や趙雲(!)がいたのに、何故に潘鳳なのかも不思議だが、
その潘鳳が、ウチとの同盟を切ってきたんだよ。
何を考えたか知らないが壷関を奪った潘鳳軍に対し、
コチラが黙っているワケもなく、お得意の騎兵隊で一気に殲滅してやる。
それでも怯まない潘鳳軍はギョウ付近に大量の軍事施設を建設。
太鼓台やら陣やら、そのほかにもフィールド上は火種がたくさん。
攻め込む気が失せるってなモンです。
やっぱり初級とはいえ三国志11の思考ルーチン、ちょっとは賢くなったのでしょう。
そうはさせるかと、趙雲が建てている陣を建築前に強襲。趙雲との激しい戦闘になる。

「ギョウ」からは次々と潘鳳軍の面々が出陣してきて戦場は更にヒートアップ。

   「蹴散らせ! ケチラセ! KE・CHI・RA・SE!」

何故ローマ字? そんな疑問を持っている場合ではない。
白馬の一団が疾風の如く敵部隊を駆け抜ける。
しかし潘鳳軍もなかなかしぶとい、槍隊をズラっと並べて徹底抗戦。
そんなのに怯むと思ったか!? とにかく攻撃を続ける公孫サン軍。

   ……結構ダメージでかいのな。

よく考えたら槍って騎馬に強いんだった!
そこに沮授から計略が飛んでくる、
悔しいけど公孫サン軍は馬ばっか。間違い馬鹿ばっか。
軍師の関靖でさえ知力70台前半なんだから目も当てられない。
ころっころと計略に掛かっては壷関へと撤退を開始する諸将たち、
ああ、なんでこんなところで潘鳳軍に苦戦しているんだろう?
しかしそれもココまでだ!
ここまで技巧Pを貯め続けていた我が軍には秘策があるのだよ。
そう! 【精鋭騎兵】を開発しちゃうのだ!

   あれ? 待てよ……。

そうそ、公孫一族って特技【白馬】を持ってるから騎射できるんだよな。
槍隊とまともにぶつかったらダメージでかいから弓で戦えばいいんじゃね?
それに、よく考えたら、
【白馬】を持っていなくても騎射できる技術を持っているんだよね。
槍相手には弓を撃ち、それ以外が相手なら強力な騎兵戦法で殲滅すりゃいんだ。
つーか、気付くの遅ぇよ。

こうして「ギョウ」を攻略、
何が嬉しいって趙雲と沮授が仲間になってくれたってコト。
これで憎めないけど頼りにならない、頼りないけど軍師の関靖はお休み。
沮授が軍師でわたしも公孫サンもハッピーに違いない。
頼れる趙雲もゲットしたことだしね。

さて、現時点での中国大陸MAPを眺めてみると董卓が思ったより拡大していない。
馬騰との戦いに明け暮れている模様だ。
その馬騰軍はなんと董卓から一つ城を奪っている。
これはラッキーと張魯も火事場泥棒に励んでいるようで北伐を開始している。
南の方では孫堅が周囲に敵が少ないのを利用して順調に勢力拡大中。
その東隣では厳白虎が独立後上手い具合に勢力拡大をしており、
そのうち孫堅勢力と激突することだろう。
最後に中原に目を転じれば曹操、劉備、袁紹らは反董卓連合の足枷があるのか、
思ったように勢力拡大が出来ないでいる。公孫サンとしてはチャンスだ。
まずは仲良しの劉備を攻略し、もれなく付いて来る優秀な義弟達をゲットしたい。
そしたら宿敵袁紹は公孫サン領の平原、北平、薊に囲まれ南北から攻め立てられるのだ。

おそらく、今後のvs劉備戦、vs袁紹戦が序盤の重要決戦となるだろうね。
あと不安なのは公孫サンの寿命かなぁ〜。


     かわいさ余って憎さ100倍(194年〜


「ギョウ」を攻略したら次は「平原」「南皮」と立て続けに行きたいところ、
それに今までの公孫サン軍とは違う、武の要として趙雲、張燕を手に入れ、
智の要として沮授を軍師に据えた。なんつーか一流軍閥って感じ?
これに関羽やら張飛やら顔良、文醜なんかも仲間に加えたら、

 「曹操? 誰それ?」
 「孫堅? 何、それ美味しいの?」

ってな具合に楽勝モードに入りそうな勢い、
んー、初めて「信長の野望・革新」全国モードをやったときは、
それこそ武田上杉両家の早すぎる領地拡大の脅威があったけど、
どうも三国志11では微妙な感じがする、董卓も微妙だしねぇ。

 「殿、準備が整いましたぞ。」

新軍師である沮授とともに平原を目指し軍馬を走らせる公孫サン、
前の軍師である関靖もちょっぴり寂しそうですが公孫越と一緒に平原へ、
もちろん趙雲、張燕も騎兵隊を率いて突撃、
大慌てで飛び出してくる張飛や関羽、槍隊でコチラを「螺旋突」などで苦しめる。
何が苦しいって「螺旋突」受けると混乱しちゃうこともあるんだよね。
しかも張飛なんか槍、戟の戦法は必ずクリティカルという【闘神】という特技持ち、
関羽なんかもっと酷くて自分より武力の低い相手……ほとんどじゃねぇか……、
……ほとんどの相手に通常攻撃も戦法攻撃もクリティカルという【神将】という技能、
そんな酷いものを持っているんだから強いワケだ。
で、その中でも地味に嫌なのが劉備の【遁走】陸上でのZOC無視というモノ、

 「いやぁ、お久しぶりですな、公孫サン殿っ!」
 「よぉ玄徳、元気にし」

   げしっ

 「お、おのれ、玄徳許さんぞ!」
 「殿、劉備隊は既に退いておりますぞ!」

取り囲んで潰そうとしてもスルスルと逃げていくし、

 「はぁ、はぁ、兄上、我が隊は一度退きます。」
 「公孫サン殿の弟君(史実では従弟らしい)ではありませんか、」
 「な、なんと、いつの間に!」

   げしっげしっ

コチラのダメージを受けている部隊にスルスルと近づいてきて殴る蹴るの暴行。
頭にきて反撃しようとするとスルスルと逃げていく、ムカつく。

 「……全軍、劉備軍をぶっ潰せ!! 潰して潰して潰しまくれ!!」

ついにブチ切れた公孫サン軍は「ギョウ」から騎兵隊をさらに投入し、
平原を取り囲み一斉攻撃を繰り返し攻略完了。
すっげぇ被害を出しつつも劉備とその一味を捕らえたのでした。
額に青筋を立てて捕虜達の前に現れた公孫サン。

 「玄徳、覚悟は出来ているな?」
 「いやぁ、公孫サン様と一緒に戦えるとは嬉しいですな。」
 「……はぁっ?」

てな具合に何事も無かったように配下に加わっているつもりの劉備、
もちろん関羽、張飛もそんな劉備に続きます。

 「これに控えますは我が義弟の関羽と張飛、一騎当千のツワモノで」
 「……いや、知ってるし、」

もちろん、殺すつもりはなかったけどね、
ちょっとくらい怒りたいじゃんか、
ま、これで曹操や最大のライバルである袁紹にも武将の質では負けません。
北平、薊、平原を支配下に置いたため袁紹領である南皮を包囲しました。
さぁ、前半の最大のライバルである袁紹との対決はすぐそこです。
あぁそうだ、あと羽林中郎将に昇進しました。


     劉備一味、鮮烈デビュー戦(195年〜


えーと、袁紹です、武将を30人以上も配下に加えているみたいです。
兵力もたった一都市しか持っていないのに4万以上も溜め込んでいます。
まったく彼は何を考えているんでしょうな。
周辺の勢力をガンガン潰せる位の実力は持っているでしょうに、
さらに顔良、文醜、張コウ、麹義などといった良将も溜め込んで、
何が楽しいのか兵装までいっぱい蓄えているんです。
さて、どっから手をつければいいのか……下手に突撃かまして大丈夫なのか?
沮授曰く「うーん、どこから攻めましょうかねぇ?」と困り顔、

 「それならわたしにお任せあれ!」

はい、はーいと手をあげて劉備が自信満々にアピール。
何をしようと言うのでしょうか?

 「まず、相手の武将の質が良いのでしたらわたしにお任せください。」
 「何をするつもりじゃ?」
 「えーっと、張コウあたりを連れて来ます。

……ま、そりゃ張コウは対曹操戦のときに投降しているけど、
だからといって簡単に武将を引き抜けるのかといったら微妙だぜ、
うーむと悩む沮授、ほら、劉備、お前の甘い考えなど通用しないんだ。

 「それは良いお考えですな。」

ほらな、沮授のお墨付きだ、なるほど良い考えだ。
そのムダにある魅力で張コウを誑かしてくるが良い。

 「というワケで張コウ殿を連れて来ました。」

はやっ!!
速攻で引き抜いてきちゃいました。
いやぁ、これで関羽や張飛、趙雲、張燕に張コウと立派なラインナップですわ。
張コウもまた騎兵が得意な武将ですから、
公孫サン軍の精鋭騎兵隊を縦横無尽に操ってくれるでしょう。
彼には早速、公孫越、公孫範らと共に北平に向かってもらい、
平原から出撃する劉備一味と南皮を挟撃してもらいましょう。

 「というワケで南皮を攻略しました。」

やっぱ強いよ、この人たち、
だってさ、関羽は常にクリティカル出し続けるし、
張飛は槍を持たせて戦法使えば常にクリティカルだし、
趙雲は計略を必ず見破る【洞察】という特技をもっている。
しかも、顔良たちに囲まれても劉備隊はスルスル敵部隊の裏に逃げ込んで一斉攻撃。
マジで劉備軍団強いわ。これに黄忠や馬超が出てきたらどうなるんだろうね?
これで序盤最大のライバルと思っていた袁紹も潰したし、
そろそろ曹操、董卓あたりと戦ってみますかぁ?
といったところで以下次回なのです。