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節約大好き!「徳川家康 プレイリポート」(その1)
節約大好きっ♪(プレイ前)
「革新」に限らず、こういうタイプのゲームは最終的に大量のお金が余るんですよね。
使いもしないお金が大量にどっかーんと、兵糧も、騎馬も鉄砲も官位も家宝も……。
ま、今回はそのお金に関係するリプレイです。担当大名は徳川家康。
>●ポー(211) 題名:いつも楽しく読ませていただいてます。 投稿日 : 2005年11月20日<日>09時56分
>
>お初にお目にかかります。ポーと申します。
>いつも楽しく読ませていただいており、更新が待ち遠しく思います。
>
>さて、リプレイで思いついたので投稿します。
>
>「質素倹約プレイ」というのはいかがでしょうか。具体的には
>1、シナリオ3の徳川家でプレイ
>2、俸禄1800まで武将だけでプレイ
>3、家宝・物資購入禁止
>4、質素倹約に基づくプレイを・・・
>
>という感じでいかがでしょうか。御返事をよろしくお願いします。
徳川家康と言えばイメージ的にあんまり良くない。
なんというか「慎重」「健康マニア」「ケチ」という感じがありますよね。
最終的に天下を掴んだ武将なのに、どことなく地味なイメージがあります。
じゃぁ同世代の有名武将のイメージはどうなんだという話になりますが、
信長は「合理的」「斬新」といった新しい世に向かう原動力といった感じ、
秀吉は「派手好き」「エロ」「猿」といったイメージがありますよね。
それはそれでちょっと悲しいか……。
話が脱線した、今回の主人公の家康は地味ぃな感じ、
一般的に信長は若い世代に支持されやすく、
秀吉はもうちょっと上の世代に妙に人気が有ったりします。
でも、わたしは3人の中では家康が好きなんですよ。
命のやりとりをしている戦国武将はちょっぴり「臆病」な方がいいんです。
大名自ら先頭に立って采配を振るう姿はカッコいいでしょうけど、
もし流れ弾に当たったらどうします?
例えば前回の今川リプレイ「少数精鋭」の本多忠勝のように(T-T
それに悪く言えば「ケチ」かも知れませんが正確に言えば「倹約家」でしょう?
軍を動かす、天下を統一するというのは大量の費用が掛る大事業です。
そのために1円(?)も無駄にしないというのは大名としてあるべき姿なのでは?
冒頭にお話した通り、最初は倹約家じゃなくても倹約して戦う場面が多そうですが、
中盤以降はお金が余ったりするんだよね……。
あと、家康はケチだったかも知れないけど、
欲しいモノ、必要なモノにはちゃんとお金を出しているんだよね。
家宝がダメなら官位とかはどうなんだろ? 余ったお金はどうしよう?
>●ポー(400) 題名:追記です。 投稿日 : 2005年11月20日<日>11時06分
>
>とちさん、早速の返信をありがとうございます。
>
>官位の件についてですが、家康も受け取っていたのでOKということにします。
>また、余った金銭ですが埋蔵金という形で残せればよいのですが、
>あいにくそんな機能がありません。
>そのため、駿府城、浜松港辺りに軍船と兵器という形で残すのはどうでしょうか?
>検討をお願いします。
ふむ、なるほど「いざ」という時のために兵器を蓄えておく家康。
鉄砲の数を数えて笑いが止まらない家康。
港には数多くの軍艦が揃いニヤニヤとする家康。
泣かぬなら、泣くまで貯蓄、ホトトギス。
ヤヴェ、ちょっとカワイイぞ。家康。
・シナリオ「義弟離反」難易度「上級」
・全国モード/寿命「史実」/討死「多い」/徳川家を担当
・俸禄1800まで武将だけでプレイし、家宝・物資購入禁止
(ただし浜松港でのみ鉄砲や軍馬の購入可能、兵器のみ購入可で兵糧はダメ)
(技術開発によって鉄砲や軍馬を調達できるようになったら調達で増やす事)
(俸禄1800を超えた武将は追放)
最終的にどんだけ鉄砲や騎馬、船が集まるのかちょっと楽しみ。
敵から奪った鉄砲なんかも浜松港へ輸送して、
日々数を確認して増える度に家康と一緒にわたしもニヤニヤしようと思います。
お殿様は貧乏性(1570年〜
お隣の織田家、周辺の大名から包囲網を敷かれ目の仇にされていますが、
我らが家康くんには大事な同盟相手でありとっても仲良しさんです。
今日も信長くんと家康くんは今後の方針を決めるべく会談を行うのですが、
「竹千代、わしはこのまま西に向かいたいのだ。武田を滅ぼせ!」
「ホント、信長さまは無茶を仰る。マジで武田と戦えと?」
ほら、こんなに仲良しさん。
あまりの嬉しさに家康くんは泣きながら武田軍との戦いに備えます。
まずは当然のコトですが軍資金と兵糧が必要です。
先立つものが無ければ兵士も雇えませんし腹が減っては戦も出来ません。
「皆のもの、一気に市を建築しまくれ〜!」
っとばかりに家臣たちを総動員して市を建てまくる。
「あれ? 兵糧対策は?」と思いつつも、
およそ武士とは思えない仕事にちょいと不満顔の家臣たちです。
んで、そのお殿様はと言うと、
「市ひとつで五百円。こりゃウハウハだわい。」
と、なんかとっても嬉しそうなのでした。
しかし五百円って何でしょう? 円って?
「金は天下の回りもの、円は丸い、丸く回っていつかは帰って来るのさ。」
ホントかよ。
「ちなみに、どっかの異国でマルクとかいう単位があっただろ?
実は、あれも同じ意味なのさ『丸く』とか言ってみたりしてな。」
あまりに酷い駄洒落、聞くに堪えない駄洒落、
さすがに文句ぶぅぶぅの家臣も、これに付き合うよりは建築した方がマシと、
大人しく市を建てまくったとさ……。
「ところで、殿、市ばかり建てていますが商館は如何なさいます。」
はぁ? 建ててないの家康くん?
騎馬が得意な忠勝くんとしては騎馬を買いたい今日この頃なのです。
それに兵糧が足りなくなったら買いたいしね。ところが、
「いらん、いらん、商館は三百円しか入ってこない。」
「しかしですね殿、売買が出来ないと言うのも困るでしょ?」
「アホか? それとも筋肉バカ? 買うものが無ければ必要なし!」
「き、き、筋肉バカ? 筋肉バカって何ですか!?」
「足軽って無料やん。弓隊って無料やん。なんで金だして馬買わなあかんねん。」
あんた誰やねん?
びみょーに関西訛りをおかしなイントネーションで話す家康くん。
忠勝くんは思い出しました。
そういや最近、殿は「一ヶ月一万円生活しようかな?」とか、
「意外と魚だけでも生きて行けるんだな〜。」とか言ってたし……。
ワケのわからん節約でもするつもりなのかと……。
「ですが、殿、戦は命のやりとり、軍備を怠ればどうなるかご存知でしょう?」
「足軽と弓だけでえぇんや。それ以外は銭が勿体無い。」
それにこの微妙なイントネーション。
多分浪速の商人の物真似か何か?
何に影響されているんだうちの殿様は!?
とにかく騎馬隊が有名な武田と戦うつもりはあるのかと、
信長くんが言ってたコトを忘れちゃったのかと問い詰めたい。
ただ節約節制言いたいだけちゃうんかと小一時間ほど問い詰めたい。
しかし、なにやら報告の兵が来た模様。
一旦話が途切れましたが、戻ってきた家康くんは、
「ん? 忘れてないぞ。武田を攻めればいいんだべさ?」
ついには方言が滅茶苦茶になってきました。
どこの出身者ですか、あんたは?
ま、でも忘れてなかったんだね。 偉いぞ家康くん。
「明日から武田を攻めるでごわす。」
明日!? かなり急な話です。
と、言うのも実は武田家、思いっきり美濃に侵攻してました。
これはヤヴァい、信長くんに怒られる。
いやね、さっきの伝令の兵曰く、
「信長様は『西に行きたいと言っただろ? ぶっ殺すぞ竹千代!』との事。」
「ごめんなさい。」
伝令に謝っちゃったよこの人。
「あと、信長様は『どこでもいいから武田を攻めろ、アホ。』と、」
「わかりました。」
と言うワケなのです。
信長くんの怒りにウンコ漏らしそうな思いをしながら駿河侵攻。
しかし、三河一国の収穫量では兵糧不足は否めないワケで、
「殿、兵糧が底を尽きそうですぞ。商館建てて買いましょうよ。」
「腹の具合が悪いし、お金が勿体無い。」
お前の腹の具合は関係無いんじゃボケと罵りそうになるのを堪える忠勝くん。
武田家と戦うときはお腹の調子が緩くなるという特殊能力を持っていても
そりゃいちおー主君ですから我慢は大事です。しかしながらと進言しようとすると、
ちょっと待てと遮る家康くん。
さすが殿、なにか考えているのですな? と少し感心すると、
草むらの中にしゃがみ込む家康くん。
「と、殿?」
「大丈夫、もうすぐ季節変わる、そしたら兵糧も入る。」 ぶぴっ
「なるほど、でも大丈夫ですかね?」
「わしの腹具合はかなり深刻のようだが……。」 ぶぴぴっ
「いや、そうじゃなくて兵糧足りますかね?」
「そんな事より忠勝。」
「はい?」
「ティッシュ持ってない?」
「葉っぱで拭いておけアホ狸っ!!」
こうして(どうして?)なんとか駿府城を攻略した徳川軍。
こりゃヤヴァぃと美濃から手を引いた武田軍。
武田の兵力が少なくなった、こりゃラッキーチャンスだと北条軍。
そうだ京都に行こう織田軍。
戦国の世はこれから激しく動くことになるのである。
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