無能武将と呼ばないで「大内義長 プレイリポート」(その5)




     忠臣の死と山陽動乱(1568年〜


我らが大内軍の今後を占う上でポイントになるのが、
毛利家の吉田郡山城を攻略できるかどうか、というモノだと思うのです。
山陰方面は確かに鳥取城を手中に収めそこそこの勢力を誇っているのですが、
どーもね、補給戦が細長くなってしまい、兵や物資の輸送が大変なんですね。
瀬戸内海を海上輸送できるか出来ないかは大きな違いなんですよ。

んで、大内軍が山陽方面に進出するためには、
かの謀将、毛利元就を討たなければならないのです。
知ってます? 毛利元就の知略って105もあるんですよ。
そんな人に計略かけられたら、ウチのおバカちゃん達は一溜りもありません。
もちろんですが小早川隆景、吉川元春も怖い。
なにしろ立花道雪8千に我が軍は3万近くを投入しても追い返されましたからね。
やつらの兵力は合計で4万超、長宗我部と戦って消耗している今がチャンスなのですが、
さっきの計算式で言うと4万の3倍、12万の兵力でも追い返される可能性があると、
嫌になっちゃうね。ホント……。

さて、困っている大内軍ですが、ここで思いもよらぬ軍勢がやってきました。
いや正直何時来るかと思ってはいたんですけどね。
えぇ、ご想像通り三好ですよ。三好軍。
なんか船に乗ってザパーっとやってくるのよ。6万ぐらいの兵力で、
安芸備後の能島港でドンパチ始めるワケですよ。
そりゃ毛利軍も黙っていられない。三好と戦うためにレッツ出陣ですよ。
これって滅茶苦茶チャンスじゃないですか、
もぅ山陰方面の全兵力6万を持って一気に南下ってなモンですよ。
なんか知らんうちに目標兵力の12万で毛利家、攻められてるの。
半分は三好、半分は大内だけどね。
んで、毛利4万も気合を見せてくれたね。三好軍は追い払ったんだよ。
でもそれって港を守っただけ、悲しいかな毛利軍。本城は守りきれないね。
残った数千で吉田郡山城を必死に守るけど落城。
三好のお陰で助かっちゃったワケで、いやぁ、ありがとね。三好くん。

つーことは元就を筆頭に強力武将は能島港に逃げ込んでいるワケです。
もぅ港しか残されていない毛利軍に兵力回復のチャンスはなく、
いまのうちに毛利家を潰し強力武将を斬首しておけば、
再戦という恐怖から逃れられるワケですな。
吉田郡山城を奪った精鋭4万(また2万の兵を失ってしまったのさ)で出陣。
ところが三好軍、一足先に能島港を再攻撃。これで毛利家全滅。
しかし、その後数ヵ月後に大内軍到着で能島港攻略。
瀬戸内海への足がかりを得たのでした。

   残念ながら元就たちは既に居ないんだよね……orz

おそらく三好軍に登用されたんだろうな。怖いな。
だけど、ここで立ち止まっていられない。
この勢いでお隣の浦上家の備前備中の岡山城と下津井港を一気に攻略するのさ、
これだよ、これ、この勢いが大事ですよ。
まー、浦上っつったら宇喜多直家をはじめとした後の宇喜多家の武将は怖いが、
どっちかっつったら微妙大名仲間。これくらいは攻略できなきゃね。
各城で募兵した兵力を集中させ一気に備前備中へと雪崩れ込む。
能力値は微妙でも家宝等でドーピングしていれば60前後の武将でも十分に戦える。
我が軍で、わたしがもっとも信頼している家臣である弘中隆兼を中心に突撃だ。

弘中隆兼  :統062 武064 知063 政051 足B 騎C 弓D 砲D 計C 兵D 水C 築C 内D

この能力値にドーピングした結果、統率と武勇と知略は70、政治も60という、
我が軍では第一の武将になっているので……あ、あれぇ?

   「ゲホゲホ……。殿、ボクちゃん、もぅダメぽ。」

し、し、死んじゃダメだーっ!!
寿命を延ばすアイテムもないし、いやだー、死ぬなー。
足軽Bは我が軍ではすっげぇ重要だというのにっ!!
しかし願い空しく弘中隆兼、ご臨終です。
ぬぉー、浦上めっ! 許さんぞっ!!(←逆恨み)
でも、勝てるのか?

城井鎮房  :統072 武070 知036 政045 足C 騎B 弓D 砲D 計D 兵D 水D 築C 内D
蒲池鑑盛  :統069 武066 知070 政071 足C 騎C 弓D 砲D 計C 兵C 水D 築B 内B

大丈夫、後はコイツらが居る。
こいつらも当然ドーピングさせて出撃です。
なんか知らんが本願寺配下の部隊まで出撃してきて、
浦上側の援軍かと思ったら一緒になって岡山城を殴ってるの。
どーも火事場泥棒に出てきたらしい。リンチ状態で岡山城を攻略。
すると、そのまま本願寺のヤツらがウチの部隊に攻撃を仕掛けてきやがる。
鬱陶しいので包囲殲滅してやった。
そしたら皆さん、このリプレイ初ですよ。
敵を倒して傷兵投降し兵力回復っ! ひゃっほーぅ。
兵力が増えたくらいですよ。よし、この調子で下津井港攻略。
浦上滅亡。能力値75以上は全員処断するっとっ♪
そして更に嬉しいコトがっ!!

岡利勝   :統070 武074 知072 政069 足B 騎D 弓D 砲C 計C 兵B 水C 築B 内B

この制限付きリプレイのために存在するのではないかという、
我が大内家にとってほぼ最強武将をゲットですよ。
天に召された弘中隆兼のかわりに岡利勝が来てくれた。
ありがとう、ホントにありがとう。
隆兼、安心して成仏してくれよ。


     阿蘇攻防戦(1569年〜


北肥後の隈本城、阿蘇家は島津との戦いに明け暮れていた。
さらに北には天下で4番目に兵力を保有してる大内家、
そして東には天下で3番目に兵力を持っている三好家、
これじゃ生き残れるハズもない。だが阿蘇家は滅亡しない。
なぜなら三好と同盟を組んでいるからなのだっ!!

さすがの島津家も手を焼いて我が軍に共同作戦を申し込んできんですよ。
我が大内家としても阿蘇家は邪魔な存在であり、好敵手三好側に組する勢力である。
これは叩いておきたい。是非とも叩かなければならない……んだけど、
怖いのは三好の援軍である。

九州だけの戦力比で言うと、
阿蘇1:三好6に対して島津3:大内4といったところ、
見た目というか、数の上ではほぼ同程度なのだが、
勢力の大きさとは正反対に大内軍の武将の質は天下最低。
うん、それは仕方ない、仕方ないのだが、三好は長宗我部を攻略したんだ。
三好家には本来なら毛利、長宗我部家臣となるべき良将が多く所属しており、
その親玉である元就も元親もそのまま働いているのである。
つまり、天下でも有数の武将を抱える三好家と、
どこ行っても微妙な武将しかいない大内家、勝てる見込みが無いのである。

んー。見込みが無いというのはちょっと言いすぎかな?
島津家には天下に通用する人材がいっぱいだもんね。
どーにか島津さんが頑張ってくれれば勝てるかもしれません。
とりあえず共同作戦の要請は快く受諾。
九州北部に展開する大内軍6万を隈本城へ差し向けます。
同時に島津軍も出撃。その数は4万前後しかありません。が、
島津総兵力は8万ですから、半分を投入しているコトになるんですよ。
かなり思い切ったんでしょうねぇ。

さて、対する阿蘇軍は3万弱の小大名。
島津大内連合軍10万に対してはあまりに少ない軍勢ですが諦めずに抵抗。
そりゃそうだ。なにしろ三好軍が助けに来てくれるんだ。
府内城からやってきた三好軍は6万の大軍。
これで島津大内連合10万vs三好阿蘇連合9万の戦いになりました。
こちらは三好来襲を予想していましたから隈本城へ向かったのはたったの1部隊。
それ以外の7部隊は三好軍と衝突。どうにか押し返したいところ。
さらに城井谷城に温存しておいた兵と本州から輸送した兵の4万を、
隙の出来た府内城へと攻め込ませる。
これが成功すれば三好に大ダメージを与えられるハズです……。

しかし、甘かった。甘すぎたのかもしれないです。
府内城へ近付くコトが出来ません。計略にポンポンひっかかるの。
これでも各部隊に大内軍の智将(知略60〜70くらい)を入れているのに、
挙句の果てには伏兵に強襲されて、あれよあれよと大混乱。
7000とかの部隊が敵の3000の伏兵部隊にボコボコにされる始末。

また、阿蘇攻めに向かった総勢6万も迫ってくる三好軍に対して歯が立たない、
「鼓舞」をし続け序盤は優位に進めていたものの、
三好軍の「威圧」が一度決まると形勢はいとも簡単にひっくり返された。
まー、簡単に一言で言うと何部隊かは壊滅しました。
危険を察知したので早目に退却を指示したのですが間に合わなかった。
三好軍はそれぐらい強かった。
同盟国の島津軍も阿蘇に対しては優勢に戦いを進めていたようだが、
大内軍が壊滅すると三好軍からの攻撃をまともにくらって敗走。
なんか、島津にすっげぇ迷惑掛けた気分。こりゃまずい。

さて、この戦いで九州方面軍は危機に陥り、
昨年の戦いで中国方面軍の方は京の都の目前となりました。
制限時間まで残り6年、なんとか京の都までは辿り着けそうですがどうでしょ?
では、この時点での周辺状況を……。
東北の日本海側から越前までを上杉勢が抑えており総勢30万の兵を保有。
対するは関東甲信地方を支配している武田24万、
近畿から四国を通り九州南部に上陸した三好は毛利、長宗我部を吸収しており22万、
我が大内家は九州北部と中国地方を制圧し総兵力20万余、
尾張、美濃、近江周辺をどうにか切り取った織田勢16万騎、
この五大勢力の戦いになってきました。

そろそろ西日本の覇権を賭けて三好と戦う時が迫って来たようです。
武将の質、技術力、兵力、全てにおいて我が大内家を上回っている三好家。
隙はあるのでしょうか? どうやったら勝てるのでしょうか?
鍵は同盟国の島津が握っているような気がしますが……。

   次回、いよいよ西日本の覇者が決まりそうです。