ファーストプレイは地元大名で「津軽為信 プレイリポート」(その2)




     新技術を手に入れろっ!(1585年〜


前にチラっと触れた技術の話をもう一度しようか?
まず技術を手に入れるには学舎が必要なのよ。
学舎は足軽学舎、騎馬学舎、鉄砲学舎、内政学舎など複数の種類があって、
例えば足軽に関する技術を得たい時は足軽学舎を作るコトになるんだ。

ところが足軽学舎を作りたくても、
まず足軽学舎そのものを作ることが出来なかったりする。
これは先に学舎を作る革新的な考えを持っている武将が必要なワケだ。
それが適性Aの武将。
足軽の適性Aの武将が3人いれば足軽学舎を作ることが出来るのよ。
ま、簡単にはそんな武将が集まらないワケだが、
さて晴れて足軽学舎が出来たら学舎を増やそう。
増やしてある一定数(これはゲーム画面の「情報」を参照すると便利)になると
新しい技術を研究できる。
新しい技術の難易度によって適性C以上、B以上等研究に必要な武将が替わってくる。
つまり足軽の「草鞋」なんかはC以上で作れるワケだ(これにも武将3人)

   これでも理解するの難しいなぁ。

実際に説明書読んでも理解するのに時間掛かったし、
プレイしてみて初めてわかるコノ感覚。
うん、一番の教科書は「やってみる」コトなのかもしれませんね。

ま、これじゃただの説明書の写しになっちゃうので、
もうちょっと良い話をしなければプレイリポートと言えません。
えーと、コンピュータ大名は賢いんですよ。
まずさっきの例で行くと足軽学舎を作りまくる。
ある程度の技術をゲットする。足軽学舎を取り壊す。
壊した跡地に騎馬学舎を作る。ある程度の騎馬技術をゲットする。
これを延々と繰り返していきます。
つまりプレイヤー大名も同じことが出来るというコトです。
これで少ない領地でもとびっきりの技術を手に入れられるというワケ。
やるのは面倒だけどね。

また同盟国との技術交換も出来るので、
学舎が無くても、学舎を作る能力が無くても技術を得るコトが出来ます。
ただし、コンピュータ大名はしたたかで、
メチャクチャ良い技術を要求してきますが、
コチラの要求はなかなか通りません。
やっすい技術なら喜んで供与してくれるんです。
なかなか腹黒いので注意です(^-^;

我が津軽家は「足軽」や「兵器」など予想以上の技術立国。
お隣で宿敵の南部家は「騎馬」がお得意なんですよ。
足軽で攻めて行っても騎馬相手だと分が悪い。
少々引き篭もり気味に足軽の技術開発に勤しんでいたのですが、
なにやら伊達家が当家に話があるらしい。

輝宗殿ご本人がやってきた。びっくりだ。
話を聞いてみると「ウチと同盟しないか?」というコトらしい、
たぶんアチラさんは当家の足軽技術が欲しいんだろうな。
ウチとしてもアチラの鉄砲関係は美味しそうに見える。
両家の利害一致ということで同盟締結。
さっそく輝宗殿再登場し「金砕棒よこしやがれ、草履よこしやがれ。」
ならばウチにも「騎馬学舎か鉄砲学舎くれよ。」と条件提示してみる。
輝宗曰く

   「ぜったい嫌だ。」

冷たい返事だねぇ。
多分コンピュータ大名の思考ルーチンには、
「学舎を作れるようにしたら負け組だと思っている。」
と入っているのだろう。

仕方ないので別の技術を選択してみよう。
そうだ「騎馬鉄砲」なんてどうだろう?
なんかわたしのイメージの中では、
結構難しい部類に入る技術だと思っていたのに、

   「よっしゃ、それで行こう。」

メチャクチャ乗り気、
こうしてその後もウチと伊達の技術供与は続き鉄砲系の技術を結構いただいた。
ウチからは何をあげたか忘れちゃったけどね。
貰ったものは「騎馬鉄砲」と「鉄砲鍛冶(?)」と「鉄砲櫓」だとさ。
んで、今になって気が付いたんだけど、
我が津軽家には鉄砲が得意な武将少ないんだよね。
これって宝の持ち腐れですか?


     南部領侵攻作戦(1586年〜


同盟関係にあるとは言え伊達家なんて、
いまの津軽家にとっては遠い異国の大名家。
宿敵である南部家、蝦夷にあって攻める場所が津軽家くらいしかない蠣崎家、
その昔、十三湖を本拠地にしていた安東(後の秋田)家の、
3カ国に囲まれている津軽家としては自力で領内を守らなければならない。
守りつつ出来れば南部家を攻め滅ぼしたいところですが、
出兵すれば他の2国から攻められるんではないかと不安です。
そこで十三港と出羽に向かう峠道に伊達家に教えてもらった鉄砲櫓や櫓を、
もぅコレでもかというくらいな勢いで立てておきました。
どれくらい持つか不明ですが信じてみたいと思います。
えぇ信じるって大事です。

守りは万全(?)になったので今度は攻めです。
南部家の本拠地である三戸城は津軽からは遠く、
しかもアチラさんは騎馬兵のスペシャリスト。
南部家の武将は騎馬兵が得意だし、
その気になれば一瞬で大浦城までやってくるのでは?
ちょっと怖いので津軽家と南部家の中間地点に支城を築城してみましょう。
で、こういうののパターンとしては、「築城する工作部隊」=戦闘力無しですから、
南部家としては「工作部隊」を潰しに来るワケだ。
となると、それを阻止する役目の「戦闘部隊」が必要だよね。
小笠原信浄に築城をさせて、津軽為信、沼田祐光、兼平綱則で足軽隊を編成。

予想通り築城を始めると南部軍がぐんぐん迫ってくる。
為信率いる足軽隊がそれに激突。
アチラさんの方が強そうだけど城が出来るまでは踏ん張らないと、
結構キツいなぁとぼやいていると、なんかピコーンと音がした。
なんだろ? おや? 「戦法」が使用可能になったみたいだね。

部隊が交戦状態になりコチラが相手を攻撃すると「闘志」というものが増える。
なんつーかFFの戦闘シーンのように「闘志」がグングン上がっていくんだよ。
この「闘志」ゲージの上に「▽」があるんだけど、
「▽」までゲージがたまると対応した戦法が使えるってワケ、
ま、やってみるとすぐ解るよ。

というワケで「戦法:混乱」を選択、敵部隊は混乱に陥ってくれたのでした。
続けて「戦法:威圧」で敵の闘志を減少させます。
すると相手は戦法を使えなくなるワケで、コッチのダメージ軽減にもなります。
とどめは「戦法:鼓舞」で自軍の士気を上げ高揚状態にすることでパワーアップ。
なんと、同数の騎馬隊を足軽隊で撃退。その間に支城「浪岡城」が完成。
うーん、これは「戦法」は大事ですぞ。


     迫り来る敵軍勢(1587年〜


敵軍が迫ってくる。怖い。
なんかね三国志9を弱小勢力でプレイ中に、
曹操率いる大軍が襲い掛かってくる感覚に近いものを感じる。
蝦夷蠣崎家が函館港から十三港に向けて出陣。
出羽安東家が檜山城から大浦城に向けて出陣。
んで、我が津軽家は浪岡(さっき作った支城)で、
いつ来るか解らない南部家の反撃に脅えている状況。

仕方ないので武将一人に7000程の兵をつけて十三港へ、
残りは浪岡城を空にして大浦城へ駆け込む。
蠣崎軍は港を落とさない限りは上陸できないから港で釘付けしておこう。
十三港には守備兵5000がいる、さっきの7000を足して1万2000、
敵軍は1万だから恐らく守りきれるであろう。
安東軍に対しては大浦城から足軽隊を構成して出陣する。
目標地は出羽と西陸奥をつなぐ峠道に作った櫓の手前くらい。
櫓から弓や鉄砲の乱れ撃ち〜っ♪
疲弊した安東軍に襲い掛かれば何とかなるでしょう。

十三港では蠣崎軍が士気低下で退却を開始。
安東軍は櫓からの支援射撃とお得意の「威圧・混乱・鼓舞」連発で、
安東軍を完全に叩き潰しました。
おや? これって足軽隊でも結構行けるかもよ?
よし、この勢いで南部家を攻撃しちゃうぞーっ♪
浪岡に舞い戻った為信たちは足軽隊を編成して三戸城に向けて出撃。
当然ながら三戸城から迎撃部隊が出撃してくる。
こちらは足軽1万4千。南部軍は騎馬1万に足軽6千。
うーむ、いきなり苦戦決定ちっくですが心配することはない、
為信の知謀は高いから混乱とか威圧が決まりまくる。
今度も混乱させて潰してやろう。
……って、あれぇ?
「先駆け」だったか「突進」だったか知らないけど、まともにやられた。
その後も3部隊による三身一体攻撃が続く、ぬぅ、どうしよう。
バキバキ兵士が減っていく、まずい、ヤヴァイ、逃げろっ!!

   壊滅寸前に退却成功。

浪岡付近まで逃げると敵軍も城へと帰って行った。
助かった。ホントに助かった。死ぬかと思った。
……これはちょっと厳しいかもしれませんなぁ。