我が子に託す「織田信秀プレイリポート」(前編)




     我が子に託す(スタート前〜


今回は群雄覇権モードの「嵐の前夜」をプレイして見ます。
前回の池田恒興リプレイをやってみて痛感しました。

   天道忘れてるー。

そう、パワーアップキットがうんぬんの前に「天道」を忘れているのです。
そりゃ八ヶ月くらい放置しているんだから忘れるわ、ゴメンなさい。
というワケで、ちょっと楽な勢力で勉強しようと思うのです。

群雄覇権モードとは、有力勢力がある一定地域をめぐって戦うモード、
ドラマチックな展開になるように各勢力はそれなりに技術なんかも持ってて、
技術や文化の修得条件も大幅に軽減されている仮想シナリオなのだ。
「天道」を楽しむに当たって、ゲームシステムを理解するには丁度いいモードだと思います。

では今回プレイする「嵐の前夜」とはどんなシナリオなのか?
ゲームスタートは1540年1月、織田家は信長ではなくお父さんの信秀が当主です。
周囲の斎藤道三、今川義元、武田信虎、松平広忠が着々とその勢力を伸ばしている状態。
織田家もまた信秀を中心に各地へ勢力を拡大し、
織田家を後継する信長に少しでも楽な状況を残したい今日この頃です。

織田家は信長が武将として使うコトが出来るので織田家でプレイするのは結構楽かもしれません。
斎藤家は道三本人が非常に優秀ですし息子義龍の武勇も魅力的、竹中(半兵衛)重治も素敵です。
今川家は義元本人がやっぱり優秀、軍師太原雪斎も寿命で死ぬこと無いから便利だよね。
武田家は晴信(信玄)がやっぱり武将として使えるのでコレまた魅力的です。

   松平家は……家康がいれば……なぁ……。

松平家はちょっと辛いかもしれませんが、
今川家と同盟関係にあるので尾張をどうにかすれば生き残れると思いたい。
と、まぁ、こんな状況から始まるのですが、今回担当するのは織田信秀です。
織田信秀と主な家臣の能力値はこんな感じです。

   武将名   統率 武勇 知略 政治 足軽 騎馬  弓 鉄砲 兵器 所持戦法

   織田信秀   98  95  53  61  A   B   C   D   D  槍衾之三
   佐久間盛重  74  68  63  73  B   C   D   B   D  連撃之二

   村井貞勝   15  10  77  98  D   D   C   D   D  鼓舞
   平手政秀   58  26  88  83  B   D   C   D   C  同討

能力値すっごい高い! で、信秀ってどんな人?
信長のお父さんとしても有名ですが信秀も知勇兼備の将であり「尾張の虎」と言われていました。
朝廷に献金していましたし室町幕府とも繋がりを持っていたようです。
当時の経済流通拠点を支配しており商業の活性化に力を注いでいます。
信長も同様に経済を重要視してますから、お父さんもかなりの先見性が持っていたと思われます。

また那古野城攻略に当たって尾張守護の斯波義統の妹婿である城主今川氏豊に接近する為、
連歌を嗜んだ氏豊の歌友達となって油断させた後、策略を駆使して城を奪ったとされています。
このように優れた戦国武将ではありましたが42歳で流行病に倒れ亡くなっています。
その後、まぁ、色々ありまして信長が後継するのは皆さんご存知の通りです。

   ・難易度  :上級       ・混戦      :有
   ・架空息子 :無        ・ゲーム中の編集 :無
   ・架空姫  :無        
   ・金銭,兵糧,募兵数,加増要求,拠点耐久減少はそれぞれ標準

諸条件は上記の通り、それではゲーム開始です。
目標は登場する本城を全て織田家のモノにするというコトで頑張りましょうかね〜。


     三河侵攻作戦(1540年1月〜


天下は乱れ各地では戦乱が続く昨今ですが、
ある日、織田家当主、信秀のもとに朝廷の使者が訪れました。

 「織田信秀殿、貴殿を三河守に任ずる。」
 「はは、ありがたき幸せ、三河の国はこの信秀にお任せあれ、」

信秀の所領は尾張なのに何故か三河守に任じられました。
重臣である佐久間盛重にとってもこれは嬉しい出来事です。
朝廷の使者が帰ったあと、盛重は信秀に言いました。

 「おめでとうございます。
  これも信秀様のご器量が認められた結果ですな。」

そう言われると信秀は吐き捨てるように言いました。

 「それは違うな、これは朝廷への資材提供や献金を行ってきたからだ。
  言わば三河守など金で買ったのも同然よ。」

なんと! 盛重は絶句しました。金で権威を買える世の中、
それ程までに、この天下は乱れていたのです。

 「織田家は田舎大名にすぎぬ、
  権威も力も無いなら他に目をつけ他家を出し抜けばよい。」

信秀は微かに笑みをこぼしました。

 「……わしはのし上がる為ならどんな手でも使う覚悟だ。
  さぁ、戦の支度をせぃ! まずは三河の松平家を攻める。」

名実ともに織田家が三河守になる為、信秀は家臣たちと立ち上がるのです。
この地から信長という時代の寵児が天下に羽ばたく前夜、
その戦いは既に始まっていたのでした。

ゲームが始まった直後、すぐさま柴田勝家に命じて三河の集落を奪います。
信長は何でも出来る万能武将なのですが、
とりあえずは金銭の確保の為に商人町に市を建てます。
それなりに政治力のある武将はとにかく市を建設、
政治力のない武将は柴田勝家と一緒に集落までの道を敷設し織田家のモノにするのです。

まぁ、兵糧が減るのは勿体無いので勝家をはじめ工作隊の兵力はゼロです。
これで兵糧は減りません、その分、街道敷設に時間が掛かるんですけどね、

   でも急がなくちゃ!

各勢力それぞれ同等の戦力ならばもうちょっとゆっくり出来るのでしょうが、
今川家と武田家は既に二つの本城を持っており、早い段階で三河を奪わないと、
彼らとの戦力差が開くばかりなのです。

松平家の成長を阻害するために商人町を脅かします。お金がないと何も出来ませんからね〜、
こちらの金銭収入は増えて松平家の金銭収入を無くする、侵略の手始めですな。
すると、これはマズイと思ったのか松平家にも動きがありました。

兵1000が柴田勝家を撃退しようと岡崎城から出陣しました。
うあ、ヤヴェ、工作隊は兵力ゼロ、護衛部隊もいない……まずいなー。
いかに柴田勝家が剛勇無比な猛将でも、さすがに1人ではなにも出来ませんよね……。
あ、戦国無双なら可能だ、しかも無双武将だし、

 「ゲームが違う! いくらなんでも一人では勝てんわい!」

だよねー、知ってるよ、
いや、もし1人で撃退できたら嬉しいなーと思っただけで、
本気でやらせようとは思っていないから、

 「よし、ここはわしが出よう。」

信秀は3000の兵をまとめて勝家救援に向かいます。
相手は1000ですからね、信秀の優秀さも手伝って楽勝ですよ。
松平家も商人町を我が物にしようと必死、
兵糧もそんなに無いだろうし、大変だと思うよ。うん、

敵部隊を蹴散らして清洲城へと戻った信秀、
柴田勝家は順調に街道を敷設していき三河の商人町を奪取。

これはいけない!
そう思ったのだろうけど松平家はやっぱり兵1000で勝家を狙う。
だから、それじゃダメなんだって、信秀の兵3000で撃退。
おかげでジワリと兵力が減っていく松平家、こりゃ攻略も間近だろうなぁ。
金銭も増えないし兵士も減るし良いコト無し、

逆にコチラは金銭収入が増えてウハウハです。
お金にちょっと余裕が出来たのと、在野武将で秀吉を見つけたので早速登用。
他にもたくさんの武将を見つけるコトができるのですが、
いまの金銭収入で大量の武将を雇うのは危険、
人件費削減のため微妙な武将は雇いません。
ここでも景気の悪さが原因で失業率が……(関係ない)
ゴメンよ微妙武将の皆さん。

さて、そんな感じで三河と尾張の間で地味ながらも有利に戦闘を進めていると、
群雄覇権モードだからなのか、何やらイベントが発生したよ?

松平家の嫡男、竹千代(後の徳川家康)を同盟の人質に今川家へ送るという話を聞きつけた信秀は、
これを機に松平家を味方につけるため、竹千代を強奪したのだ!
しかし、松平家は当初から今川と同盟を組んでおり、
息子の命ひとつで同盟を反故にするコトはしなかった。
信秀もまた、竹千代の命を奪うのではなく解放をしたのです。
この話は多くの人々に広まっていきました……。

   ……なんか名声が50も上がった。

実際には織田信広(信秀の子で、信長の庶兄、側室の子だった為、家督相続権は無かった)と
捕虜交換という形で竹千代は駿府城へと移送されるんだけどね……。
ふーむ、こういったイベントで色々状況が変わるのね〜。
それにしても名声が50上がるって結構なボーナス。
名声が100上がる度に月毎の民忠の回復量が1増える、
また貰える官位、商人や高僧が持ってくる家宝の等級があがるんだ。
ゲームの進行上かなり重要な数値なので50も上がるとなると嬉しすぎです。

この後も三河周辺を度々脅かし野戦を持って敵の兵力を削っていきます。
どかーんと全兵力を持って岡崎城を攻めるというのも手なんですけど、
背後の美濃斎藤家が怖いですし兵糧も余裕がありません。
城を力攻めすると余計に自軍のダメージが増えるだけですから、
ここは手間を掛けて着実に確実に攻略です。
結果的にゲーム開始から1年5ヶ月を掛けて三河岡崎城を攻略しました。
これで松平家は滅亡、ごめんね、

松平家は家康の代のように優秀な武将がたくさんいるワケではありませんが、
尾張と三河の金銭収入でそれなりに食っていけるようになりました。
なので、なるべく織田家と相性の良い武将は登用しました。
将来、信長と家康は同盟を組むからなのか、
そのお父さん世代の武将もなんか相性がいいんですよ。
さて、次は今川家が相手か? それとも斎藤家かな?


     対今川戦線(1541年6月〜


すこし時間は掛かりましたが無事に名実ともに三河守になれました。
松平広忠ら松平家の武将たちも相性がいい人を中心に召抱えました。
さぁ、次の相手は今川家か? それとも斎藤家か?
と、いったところで、またイベントが発生しました。

 「義元殿は歌が好きらしいな、わしも歌を学ぼうかと思うのだが、」

は? いきなりの事に佐久間盛重もどう返事をしていいのか分かりません、
もうちょっと相談する相手を考えた方がいいと思うよ、父上、
盛重はどっちかといったら戦上手な武将、
文化的なことはちょっと苦手なのかもしれません。

 「しかし、なぜ急に?」

いまいち理解できない盛重をよそに、
信秀は連歌を勉強しメキメキと腕を上げていきます。
その内に領土問題でぶつかりあう戦国武将同士というより連歌友達として
義元と信秀は付き合うようになりました。

とある日、遠江の引馬城に遊びに行った信秀、
義元と信秀は連歌を楽しんでいましたが日も陰りすっかり遅くなってしまいました。
こんな夜更けに信秀を帰すわけにも行かないと、義元は信秀を馬引城に泊めました。
あら、仲良しね〜と思ったら大間違いなのです。

 「夜風が心地良い、……風情がありますな。義元殿。」
 「ならば小姓に命じて窓を開けさせましょう。」

信秀、にやり、
すでに馬引城を包囲していた織田勢は一斉に火矢を撃ち込みます。
風通しの良い馬引城はあっという間に火の手が包み込みました。

 「おのれ信秀、謀ったか!?」

悔しがる義元ですがもう遅かった。
こうして遠江馬引城は織田家のモノになったのです。
おそらく那古野城の今川氏豊に接近する為に
連歌を好んだ氏豊の歌友達となって
油断させたというエピソードが元ネタのイベントなんだろうけど、
こんな簡単に城を戴いてもいいのでしょうか?
信秀もちょっと気になっちゃったのか城の外に出て見ると、

 「うーむ、世の中そんなに簡単には行かないものだな。」

駿河の駿府城から二万余の今川兵が馬引城を取り返すべく進軍を開始したのです。
いま馬引城には兵士がほとんどいませんし、お隣の三河岡崎城もダメ、
ついさっき攻略したばかりで兵力が乏しいんだな、これが、

 「……是非もなし、全軍撤退!」

時を同じくして、武田軍が岡崎城へ、斎藤軍が尾張へ侵攻を開始しました。
すごいタイミングというか、……うん、この隙を狙っていたんでしょうね。
さすがに全部に対応する事はできませんから、
捨てるもの、拾うものを整理しておかなければなりません。

 「信秀様、ここはわたしにお任せくださいませんか?」
 「む、正信か、申してみよ。」

ついさっき登用した本多正信が口を開きました。
家康の覇業を支えた正信のことです、きっと名案があるんでしょう。

 「斎藤家の侵攻は無視してよろしいかと、恐らく街並を手に入れたら退くでしょう。
  清洲城から岡崎城に兵力を集中させ武田軍に対応するべきです。」

ホントに清洲城は大丈夫なのか?
怖いけど正信の言うとおり清洲城から6000を岡崎城へ輸送。
そして岡崎城から1万余で武田軍に対する部隊を出陣させました。
いやね、兵力がどうこう言う前に何が怖いって、
武田軍とまともに殴り合って勝てるのかっていう話ですよ。

 「それがしにお任せあれ」
 「おお、信政か、期待しておるぞ。」

え? 誰?
長坂信政は三河の松平家に仕え、尾張織田家との戦いで活躍する、
槍働きで功名を挙げたため「血鑓九郎」の異名を与えられたという剛の者、
能力値はこんな感じです。はい、どーん、

   武将名   統率 武勇 知略 政治 足軽 騎馬  弓 鉄砲 兵器 所持戦法

   長坂信政   40  93  14   5  A   B   D   D   D  槍衾之極

槍衾之極!? そうです、この人、槍衾之極を使える人なんですね。
敵に大ダメージを与え恐慌状態に陥れる攻撃が出来るのです。
なんとか相手が恐慌状態になってくれれば助かるのですが……どうなるかな?
武田軍はお抱え衆の百足衆にも出陣要請していたらしく、
三河と南信濃の中間地点で百足衆と会戦しました。
彼らは城を攻めるのは得意なんだろうけど部隊同士の殴り合いは不得意みたい、
散々に殴り散らされて部隊壊滅、武田の騎馬隊とぶつかる頃には、
こちらの闘志ゲージがいい塩梅に伸びていたりするんだよね、

 それ、槍衾之極だ!

上手い具合に武田騎馬隊に恐慌状態が発生、今だ、殴って殴って殴りまくるんだ。
なんと、あの触れたら融けると揶揄される武田騎馬隊を逆に蹴散らしました。
足軽技術を密かに伸ばしていたんだけど役に立ったわ〜
いやいや、長坂信政も良くやった。良くぞ恐慌状態を産み出してくれた。
さぁ、帰ろう、まだ斎藤軍がどういう動きをするのか怪しいぞ。

すぐさま回れ右して尾張清洲城を目指す織田勢、ん? 斎藤軍の動員兵力は1000、
ホントに街並を奪う為だけに出陣したのか?
本多正信の言うとおり匠ノ町をひとつ奪ったら帰っていった。……その後……。

 「信秀殿、同盟を組んで貰えないだろうか?」

斎藤道三が直接同盟締結の使者になってやってきました。
いやね、願っても無いコトだよ、これから今川家と戦うとしたら背後はやっぱり気になるもの、
しっかし、ウチの町並を上手い具合に掠め取ったなぁーって逆に感心する。
信秀も出来た人だからね、いいよ、同盟しよう。

 「そうか、ありがたい、これで武田と戦えるぞ。」

そうなんだよね、斎藤家にしてみれば織田と戦うか、それとも武田と戦うか、
どちらにしてもかなり厳しい選択を迫られるんだよね。
今回はタイミングが良かったのか、それとも元々そういう思考ルーチンなのか分からないけど、
斎藤家は武田家と戦う事を決めたみたい。
武田と今川は同盟組んでいるからアチラさんも目標は絞りやすいんだけどね。

 「わしらも腰を据えて今川家を攻撃するぞ。」

一度は奇策を持って攻略した引馬城、今度は正攻法で攻略しなければなりません。
岡崎城から軍勢を率いて出陣すると、それに呼応して武田軍が三河へ侵攻するようになりました。
今川と武田は同盟している間柄というコトを考えれば、
今川の救援要請の使者が武田に走っていると考えられます、うん、これは厄介。

 「信秀様、ここは武田と今川の同盟が切れるまで耐久戦が上策かと、」
 「……Zzzzz〜」

うん、佐久間盛重の言うとおりだね、って、本多正信が寝てるよ……。
ま、まぁ普通に考えればいっぺんに2勢力の軍勢を押し返すのは難しい、
ここは同盟が切れるまで……って、今川と武田の同盟が更に延長されたらどうすんの?
なんとか今川を消耗させて、武田にちょっかい出されない方法を考えよう。

 「もう少し引馬城と高遠城(武田)の近いところに拠点が欲しいな。」
 「(むくっ)それならば支城を築城いたしましょう。」

うあ、急に目を覚ました。
支城を作る、そうか、いい考えかもしれない。
そこで織田勢は工作隊と一緒に遠江に出撃してみる。
よしよし、武田はまだ動かないぞ。
今川軍が出陣してきたけど護衛部隊でなんとか撃退できるかな……
ここは長坂信政の「槍衾之極」で敵を恐慌状態に陥れるのだ。
降りしきる矢の中を槍を構えた長坂信政が前へ前へと突き進む。

 「むむむ、奴を止めろ!」

義元も必死に矢を射掛けるのですが信政の「槍衾之極」が放たれます。
鶴翼の陣を敷いている織田勢は好機と見て一斉に槍を突き出すのです。

 「義元様、ここは一時退くべきかと、」
 「うぬぬぬ、信秀め!」

雪斎に促されて逃げる義元、
これで支城を造るのが楽になりました。二俣城です。
清洲城、岡崎城の兵力のほとんどを二俣城へと集中させた織田軍は、
ここから積極的に今川家を攻撃する事ができます。
もし武田軍が救援に来たとしても二俣城は武田の進軍ルート上にあり、
すぐさま対応可能と言う便利な立地条件なんですよ。

武田の動きを牽制しつつ、今川軍を城から誘き寄せて叩きます。
相手の兵力を徐々に削ぐ作戦です。
いかに今川軍が弓の技術を開発していても無駄です!
我らが織田軍には弓戦法攻撃を被害半減してくれる
足軽技術「陣羽織」の技術がありますからね、

 「おのれ、信秀め、どこまでわしを愚弄するつもりか!」
 「義元様、ここは致し方無しかと……。」

引馬城に兵力を集中させていた今川家ですが、
引馬城が陥落した後は駿河の駿府城に引き篭もりました。
義元に付き従う兵力は僅か3千、
対する織田の軍勢は3万に膨れ上がっています。

 「一気に駿河へ雪崩れ込むぞ! 義元を捕らえよ!」

信秀の号令によって織田勢は駿府城へと殺到。
義元は武田に救援要請を出しましたが、
甲斐と駿河の街道が整備されていなかった為、武田の援軍は間に合わず、
かくして今川家は滅亡し、今川義元、太原雪斎らは信秀の家臣となるのでした。

と、いったところで以下次回、
主な出来事年表も次回一気に書きますのでご了承ください。
うーん、全国モードよりちょうど良いボリュームな気がしてきました……。