雑賀の技術力は日本一ィィィ!「鈴木重意 プレイリポート」(その3)




     武田、ついに動く(1565年1月〜


これは困りました。
いまの戦力で武田の騎馬隊に勝てる要素が全く見当たりません。
と、言うのも日の出の勢いを誇っていた斎藤家が武田軍に蹂躙されたのです。

どうにか隙を突いて勢力拡大をと目論んでいた鈴木家、
世の中に変わった事が無いかと
目を皿の様にして全体マップを見ていて気付いたのですが、
すごい勢いで武田騎馬隊が山を駆け下りて斎藤家の稲葉山城へと向かっています。
はっきり言って恐怖です。

いままで関東方面に勢力を伸ばしていた武田ですが、
思い出したように美濃へと侵攻を開始し、
あっというまに稲葉山城を攻略してしまいました。
更に恐怖は続きます。

何故か……、そう、今回のリプレイの目標をおさらいすると、
「織田家」と「一色家」を滅ぼす。
または「織田信長」と「稲富祐直」or「稲富祐秀」を配下武将とする。
「織田信長」と「稲富祐直」or「稲富祐秀」が処断された場合もリプレイ失敗とする。

なのですが、その織田家とも戦闘しやがっているんです。

討死「多い」を選択しているわたしとしては信長がすげぇ気になります。
なんかの拍子に頭と胴体が泣き別れになるかもしれない、
これは黙っていられません。いや、どうするコトも出来ないけど、

稲葉山城を攻略した武田軍は勢いをそのままに、清洲城へとその矛先を向けました。
その清洲城には織田勢6万の兵が待機しています。
おまけに伊勢北畠家の援軍が清洲へと急行しています。
ぱっと見で判断すると武田の攻勢の第一波は防げる感じです。
次の第二波はどうなるか解かりません……。

まだまだ恐怖は続きます。
織田家との緒戦を終えた武田軍は、浅井家の方が組みやすしと判断したのか、
近江小谷城へと侵攻を開始、これを一瞬で飲み込みました。

場面は一転して畿内へ、
美濃を武田に乗っ取られたものの、
南近江、山城へと勢力を拡大していた斎藤家の主力部隊は、
室町御所を攻略し足利将軍家を殲滅、矛先を丹波、丹後へと向けました。
丹後と言えば、これまた今回の目標である「一色家」があります。
ついにわたしのパソコンがドSに目覚めました。

ただひとつ希望があるとすれば、
巨大勢力化した武田家と斎藤家が戦ってくれて、
両軍ともに疲弊して欲しい、もう火事場泥棒でしか勢力拡大はムリ。
こうなったら祈るしか手段は無い。

その祈りはどうやらゲームの神様に届いたようです。
まずは武将不足に無く鈴木家に新たな娘が誕生しました。

鈴木静  :統062 武073 知056 政049 足D 騎D 弓D 砲S 計B 兵D 水D 築D 内D

奇跡はまだまだ続きます。
武田軍と斎藤軍は南近江の観音寺付近で大バトル。
斎藤領である室町御所から怒涛の援軍が観音寺城へと向かっていきます。
時を同じくして織田勢が稲葉山城へと反撃、

   なに、この神展開っ!?

武田軍はこれに押し戻されて稲葉山城で織田家の攻撃を防ぐのが精一杯。
コンピュータ大名でもまぐれで武田を押し戻す事があるんだね……。
いやいや感心している場合じゃない。
これこそ絶好の火事場泥棒のチャンスじゃないかっ!

兵力が手薄になった斎藤領、室町御所を雑賀衆は強襲。
観音寺城付近で大激戦を繰り広げた斎藤軍は疲弊しきっており、
室町御所を守る兵は僅か4000、これを鉄砲隊で撃破しました。
(プチ情報、この戦いで重秀が組撃ちを修得しました。)

それでも尚、その主力は丹後にあり、
丹波、波多野家を屠った斎藤軍は丹後の弓木城を攻略。
一色家は滅亡してしまったのです……。
焦ったわたしの取った行動は「稲富一族、生きてるよな?」

一色家滅亡当時、このコトに気付いていないわたし。
あれ? っと気付いた時には顔が青くなる思いでしたが、
武将一覧でチェック、結果、ほっと胸を撫で下ろしました。

リプレイ失敗にはなっていませんが、
一色家が滅亡し稲富祐直が斎藤家の家臣となりました。
引き抜ける状態でもないし、実質巨大化した斎藤家を叩く必要があります。
すぐそこに武田騎馬隊の蹄の音を聞きつつ、
武田を背負って斎藤家との戦いに集中するべきでしょう。

が、武田を背負って……つまりは同盟できれば最高なんですが、
どうやっても同盟を組んでくれません。
既に北条家とガッチリ同盟を組んでいやがりました。

こうなったら仕方ない。
多少なら背後から武田に殴られても良しとしよう。
斎藤家を潰してから武田の相手をしよう。

何故って?
斎藤家には鉄砲が得意なうえに頭もいいあの人がいるじゃないですか、
そ、この人、

明智光秀 :統088 武085 知092 政096 足B 騎C 弓D 砲S 計A 兵A 水D 築A 内S

彼を配下に加えれば、かなりのプラス効果が得られる事でしょう。
もちろん、鉄砲が得意なら誰でもいいワケですから、
彼だけでなく、

明智秀満 :統069 武075 知044 政041 足C 騎B 弓D 砲A 計D 兵C 水D 築D 内D
稲富祐直 :統063 武070 知046 政013 足D 騎B 弓D 砲S 計A 兵D 水D 築D 内D

も配下武将へと加えることが出来ます。
そんなコトを言っても武将の数は不足しているんですが、
とにかく武将が増えるというのはいい事だよね?

悲壮な覚悟を決め、岸和田城、堺港の兵力を一旦筒井城へと集結させます。
ある程度の兵士は各城の防衛の為に残して行きますが、
筒井城、雑賀城あたりを失うくらいの覚悟は出来ています。
少ない武将達も筒井城へと集結。準備は完了しました。

相手は武田と戦った手負いの斎藤家。
ウチより強いとは言え、敵大名は愚鈍な斎藤龍興です。
一気に室町御所へと雪崩れ込む鉄砲隊、
それを阻止しようと出陣してくる斎藤軍。

ふふ、ちゃんと準備は整えているのだよ。
ちゃんと畿内国人衆とは協定を続けているし、本願寺との同盟も継続中。
君たちに逃げる場所なんか無いのさ。

出陣してきた斎藤軍には容赦の無い鉛の雨が降り注ぎ、
鈴木軍の鉄砲戦法も火を噴きます。
うん、なんかね、この戦いで初めて雑賀衆の鉄砲は天下一って気がした。
組撃ちやら三段撃ちやらがガンガン決まって、
室町御所の耐久度が残っているにも関わらず兵力が底をついて落城。

調子に乗ったわたし「えぇぃ、手負いの斎藤家を追撃じゃぁぁぁっ!」とばかりに
室町御所の修復も兵力、鉄砲の補給も後回しに丹波の八上城を撃破!
運の良い事に武田軍は織田軍との戦闘に明け暮れており、
こちらには手を出せない様子。
東北で巨大化した上杉家も北陸を西進していますが、
盟友である本願寺が頑張って足止めしていました。

もうこうなったら止まらない。止まれない。
雑賀衆は更に北上を続け遁走する斎藤軍に追い討ちを掛けます。
丹後の弓木城へと殺到する雑賀鉄砲隊。
待っていろ、稲富祐直、明智光秀、すぐに我が配下としてくれよう。

こうして1566年6月、弓木城にて斎藤家は滅亡、
稲富祐直、明智光秀らは鈴木家に登用されたのでした。
残る目標は織田信長、いまは武田と争っているが、
いつ武田騎馬隊の前に屈するか、時間の問題でしょう……。


     〜 ここまでの年表一覧 〜


1565年 1月 鈴木静が髪結いを終え姫武将となる。

      6月 斎藤領、室町御所を攻略する。

     12月 斎藤領、八上城を攻略する。

1566年 6月 斎藤領、弓木城を攻略、斎藤家は滅亡。