なんか用かい?「楊懐 プレイリポート その1」




     ダジャレから英傑へ(プレイ開始〜)


なぜ、いま三国志10PKなのか? その答えは至極単純なんです。
純粋に「革新」やり過ぎて疲れちゃったよ。おぃ。ってなコトで別のゲームしようかなと、
……だけど三国志11だとプレイそのものに時間が掛かり過ぎるし、

「革新」は、それはそれで面白いんだけど、
「革新PK」になってから、ちょっと難易度が上がったよね?

縛りプレイをしなくても、弱小勢力だとスタート時から苦戦の連続です。
その地方の国人衆が敵にまわったら勝てる気がしない。
弱小勢力ってくらいだから国人衆と協定を結ぶほど裕福な財政なワケでもない。
こうなると下手な縛りプレイより、よっぽど苦しい戦いが続くんですよ。

   そんなら武将一人一人が主人公になれる三国志10じゃね?

で、初心に戻って「A4サイズの三国志(開設時の名称)」に戻ろうと思ったの、
最初はA4サイズのノートパソコンという小さな機械の中で、
三国志という広大な中国を舞台にした戦記モノを、
少しでも馴染みやすく面白おかしく表現したいってところから始まったのね。

で、曹操とか劉備といった有名武将ではなく、
微妙な能力値の武将でプレイしたのは泥臭い微妙武将達の足掻きを楽しんで貰う為、
今回はそんなリプレイをお送りしたいと思います。

そんな今回の主人公は劉璋配下の楊懐(ヨウカイ)という武将。
劉備が益州を乗っ取ろうとした時、同僚の高沛と共に劉備暗殺計画を遂行。
しかしホウ統によって計画を見破られ逆に殺されてしまったという、
頑張ったけど斬首された可哀想な人でございます。

彼は彼なりに劉備を危険視していたワケですから、
ただのバカではないんだと思います。
ほんのちょっと頑張る方向性を間違っただけなんですよ。
(かなりポジティブな解釈の仕方)

そこで劉備や他の勢力なんて関係ない、
暗愚と言われてもバカと言われても劉璋様の天下を目指そう。
これが今回のリプレイの目標です。

ちなみに楊懐とその同僚の高沛の能力値は?
以下のように見事な微妙っぷりを発揮してくれています。

        統率  武力  知力  政治  魅力
   楊懐 : 63  69  65  63  47
   高沛 : 66  62  72  51  41

さて、久しぶりの三国志10PK、すっかり内容を忘れてしまっていますが、
そのうち思い出すであろう事から難易度は「超級」で寿命は史実通り、
んー、ちょっと無茶かなぁ? と感じながらのスタートです。


     まずは地盤固めから(189年9月〜)


ヤヴェよ。三国志10、ホントに忘れてる。
何からやったらいいのか? どこから手を付けたらいいのか?
チュートリアルを頼りに初心者のようにビクビクとプレイをスタート。

まずは自分の周辺から整理してみよう。
楊懐と高沛は劉焉(劉璋のお父さん)に仕える一般武将です。
任地は劉焉が治めている梓潼という都市。

梓潼の太守はホウ義という内政タイプのこれまた微妙武将。
ただし彼と楊懐、高沛には大きな違いがあるんだよね。
劉備が益州を治めるようになってからホウ義は劉備に仕えているんだ。

 「うーむ、微妙な能力値のくせに世渡りだけは上手いらしい。」

こらこら、楊懐、人を悪く言うモンじゃありませんよ。
それに今は上司なんだから、ホウ義の言うコトは何でも従わないといけません。
やれ治安を良くしろ、やれ商業を振興しろと命令を受けて内政に勤しみます。

 「でも、このままではダメな気がする。」
 「楊懐殿もそうお考えか?」

楊懐と高沛はそれなりにマジメに劉焉と劉璋に仕えていたハズ、
それが劉備の登場で安定した生活を脅かされるコトになった。
なぜ劉備を益州に招き入れなければならなくなったのか?

張松や法正らは劉璋に益州を守る力がないと見限っていた。
そのため益州を曹操に譲ろうと考え張松を遣いに出したが、
適当な扱いを受けた張松は劉備に益州を取らせるコトを決断。

張魯の勢力拡大を恐れた劉璋は張松らの勧めで劉備に救援を求めた。
それを口実に劉備は益州に入り込み、結果的には益州を乗っ取られた。

つまり、劉璋にもっと力があれば劉備を呼ぶ必要もなかったハズ、
そしてその力というのは何なのか?
こういうゲームは人材そのものが宝のようなモノ、
優秀な家臣団は天下統一の大きな力となります。

 「そうかっ! 早い段階で優秀な家臣団を作り上げればいいのだ。」

曹操や劉備に負けないくらいの家臣団を作れるかどうかは別として、
優秀な人材はいくらあってもムダにはなりません。
中央の方では董卓が暴れまわっているとか、呂布が董卓を殺したとか、
そんなコトがチラホラと聞こえてきます。

そのおかげでしょうか?
盧植のような優秀な人物が在野武将として益州にも流れて来たのです。
それじゃ早速スカウトしましょう。

 「うーむ、劉焉殿の配下に?」

悩む盧植を説得するために舌戦開始!

 「ちょっ、ムリだって、知力も魅力も完全に負けてるから……」

えぇ、その通り、盧植といえば劉備や公孫サンのお師匠さん。
知力は82、魅力は85と立派なモノです。
我等が微妙武将である楊懐に勝てるハズもありません。

 「劉焉殿が天下を治める? マジ有り得ないんですけどー。」

盧植先生に舌戦は惨敗。
それでも諦めるワケには行きません。
二度目の舌戦開始。
ウソでもなんでもいいから言い包めるのだ。

 「劉焉様には劉璋様という優秀な御子息がおります。」
 「そんな話は聞いたコトが無いぞ。」

だってウソですもん。

 「劉璋様ならば漢王朝を再興出来ます。マジで!」
 「マジで?」

なんか良い手札に恵まれ舌戦のミニゲームに逆転勝利。
盧植先生を騙して仲間に引き込みました。
やっぱ人材は宝。優秀な人物がいれば内政も捗るってモノです。

その後も江州に呉蘭がいると解かれば、速攻で味方に加える。
在野武将が流れてくれば誰でも構わず味方に引きずり込むコトの繰り返し。
なんか、それが評価されたのかトントン拍子に昇進していく楊懐。

内政が捗れば金銭的にも兵糧的にも豊かになっていき、
内政が進んだ分だけ軍備も進んでいくワケで、
193年3月、ホウ義の命令で永安(空白地)を支配下に置くコトが出来ました。
この時点で梓潼から永安に異動。永安もハイペースで開発が進みます。
しかし、

 「なんだ、ウチらって結構イケてる?」

とホウ義は勘違いしたのか劉表支配下の江陵へと攻撃開始。

 「楊懐もついて参れ。」

とか言われて戦場に出てみたら、さぁ大変。
我軍の部隊は川を渡る事は(水軍が得意な人いないもの)出来ないし、
さらにアチラさんには援軍が来るし(しかも水軍が得意)
結果は壊滅的な大惨敗。

この敗戦のあと軍勢の建て直しに時間が費やされていくのですが、
この後、太守に任命される事ができる五品官に昇進。
日頃の努力が身を結びました。

早くどこかの都市の太守となり、
ある程度自由に部下の武将を扱えるようになれば……と思う今日この頃。
中原では曹操軍が巨大化し始めた模様、さてはてどうなる事か?

以下次回に続きます。


   〜 ここまでの年表一覧 〜


189年 9月 劉焉配下の梓潼(太守:ホウ義)を任地の一般武将としてスタート

    11月 八品官に昇進する

190年 3月 梓潼に在野武将「盧植」漂着し舌戦の勝利により劉焉配下に登用する

     6月 江州に在野武将「呉蘭」発見し舌戦の勝利により劉焉配下に登用する

191年 1月 七品官に昇進する

192年 3月 梓潼に在野武将「楊奉」漂着し舌戦の勝利により劉焉配下に登用する

     6月 六品官に昇進する

193年 3月 空白地「永安」攻略戦に従軍し攻略成功

     4月 梓潼から永安に任地異動する

     5月 劉表領「江陵」攻略戦に従軍するも敗走する

194年 5月 五品官に昇進する