愛・戦士「上杉景勝 プレイリポート」(その3)




     盟友真田家、上田城に散りそう……。(1607年〜


そろそろ上杉軍もデカくなってきた。エンディングも見えてきそうな勢いだが、
はてさて、どういう終わり方をしようか? と悩まなくも無い。
今回は上杉軍といっても謙信時代ではなく景勝時代、
直江兼続と石田三成の日本を舞台にした巨大な挟撃、
史実ではたった1日で関ヶ原の決戦が終わってしまったが為に実現しなかったが、
ゲームの上ではやっぱり徳川家を挟み撃ちにし、最終的に石田家とともに豊臣家を支え、
豊臣恩顧の大名を残してエンディングを迎えたいものです。

と、いっても上手くはいかないもので、石田家は徳川軍にイジメられて勢力をどんどん縮小。
これはいかんと、石田、豊臣両軍と同盟を延長し、
その上で上杉軍としては東から徳川軍にダメージを与えるしかない。

   兼続、三成の描いたという空前絶後の壮大な挟撃は……ゲームの上でも大失敗のようです。

愛の戦士「直江兼続」としては親友である「石田三成」を放っておくワケにはいかない、
無口な御屋形様を半分以上黙らせて北日本を掌握し、
騎馬技術を上げたいまこそ宿敵「徳川家康」を討つべし!!

 「というワケで御屋形様、我等もそろそろ南下を始めましょう。」
 (……どーせ何いってもムダだから黙っているよ。もぅ。)

 「よし、皆の者、御屋形様の為に、そして愛のために、」
 (はいはい、どうでもいいですよ。)

 「いやっ! 愛のままにわがままに、僕は君だけを傷つけないっ!」
 (って、なんだこれ?)

 「太陽が凍り付いても、僕と君だけよ×××××」
 (それはマズイだろう。さすがに自主規制したみたいだが……)

 「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

諸将にはこの熱い想いが伝わったようです。
ここから徳川勢との血で血を洗う戦いが始まったのでした。

 (いや、なんで?)

こっちが聞きたいくらいですよ。御屋形様。
ツッコミどころ満載で騎馬隊は猛スピードで南下、
何か葵の御門を掲げたボロっちぃ城を瞬く間に攻略します。
上杉軍の必殺ワザ「車懸」を発動させれば怖いモノなんてありません。
城の攻略は苦手なハズの騎馬隊ですが、上杉騎馬隊には関係ありません。
烏山城(支城)、栃尾城(支城)を陥落させ、軍勢はついに懐かしの越後へと向かいます。

 「む、さすがに勢い付かせてはマズイか?」

家康も大軍を新発田城へと向かわせ一進一退の攻防が続きます。
でも恐れる事はありません、愛の軍団はぐるぐる回りながら次から次へと猛攻を仕掛けます。

 「こ、こ、これが上杉軍の『車懸』かっ!?」

徳川軍の将兵は恐れ慄きいつのまにか新発田城は陥落。
第一次上杉対徳川戦争は上杉方の勝ちのようです。
さて、上杉勢としてはこの勝利で嬉しいモノをたくさん手に入れました。
そうです、捕虜です。

もちろん殺したりなんかしません。
捕虜返還の外交使節がきたら鷹揚に頷くだけで名声が上がる上がる。

 「御屋形様、また徳川から捕虜返還の使者が参りました。」
 (うむ、苦しゅうない。)

 「あー、そこらへんの牢屋にいる奴等、一人名声+10だからよろしく〜。」
 (うむ、苦しゅうない。)

おぃおぃ、なんか天狗になってきてますよ、この二人。

 「つーか、なんですな、御屋形様。」
 (うむ、苦しゅうない。)

 「いや、たまには何か言ってくださいよ。ホント無口だなアンタ。」

その口の利き方はどうかと思うが……。
ホラ、御屋形様ご立腹ですよ。

 「えぇぃ、その口の利きようは何じゃ、兼続っ!」
 「あ、喋った。」
 「控えおろう、我こそは毘沙門天なるぞ。」

今回のリプレイの一番最初の台詞は上の2行です。
なんと天狗になっているコトでしょう。
他の大名家の人間がみたら、その高くなりすぎた鼻をへし折ってやろうかと、
……ですが、これで騎馬技術、しかも上杉オリジナルの「軍神」をゲットです。

   闘志ゲージの上がり方が3割増し、だっけ?

上杉軍がこうなると、もう誰も止められない。
もちろん、これで満足しない、騎馬技術を最大限に伸ばしまくる、
1611年5月には騎馬技術「旗指物」をゲット。
あとは明から「血汗馬」を貰えば完璧ですね。

結構順調に進む今回のリプレイですが、
このシナリオで最大のライバルの徳川軍も勢いを増してきました。
最近は西軍の浅野家を滅ぼし、前田家にも襲い掛かっています。
更には我等が上杉軍の鼻先で真田家にも群がっているではありませんかっ!

 「御屋形様! ここは自慢の騎馬隊で幸村を助けてやりましょうぞ。」
 (苦しゅうない。)

 「なんといっても我等が愛の騎馬軍団は戦国最強ですからな。ははは。」
 (苦しゅうない。)

真田家は同盟相手でもあるし、
徳川の勢いを削ぎたいコチラとしても丁度都合が良いワケで、
なんか天狗になっている景勝と兼続は大軍を率いて上田城へと向かいました、が、

 「遅い。いくらなんでも遅すぎるっ!」
 「ヒーローとは少し遅れてくるものだよ。わははっ!」

嘆く幸村、驕る兼続。
上田城に到着した頃には真田軍は瀕死の重傷。

 「もう完璧遅刻だっつーの!」

うん、間に合わなかった。箕輪城から飛ばしてきたんだけど、
それこそ目と鼻の先まで、いや上田城には着いたんだけど、
その状態で上田城陥落。目の前で真田家滅亡。
おのれ徳川許すまじっ!

 「こうなりゃヤケクソですぞ、御屋形様!」
 (うむ、苦しゅうない。)

そのまま徳川軍が居座った上田城へと猛攻撃を仕掛けるのでした。
しかも春日山城から大量の援軍を呼び寄せて、

 「そーれ、車懸りっ!」

と兼続が必殺技を繰り出せば、

 「かぶぃてるねぇ。そんならコッチは乗崩っ!」

と前田利益(慶次)も必殺技を出す。
既に真田と徳川の戦いでキズついた上田城に防御力なんてものはなく、
戦国最強騎馬隊に蹂躙され尽くすのでした……。
ゴメンね榊原康政(←徳川軍の大将は彼でした。)

 「この屈辱、いつか晴らしてくれようぞっ!」

捨て台詞を吐いて逃げていく康政、
もう一生その屈辱は晴れないであろうコトを予感しつつ
以下次回に続くと思います。

  (苦しゅうないぞ。)



-----  年表  -----


1607.09 徳川勢の烏山城(支城)を攻略

1608.02 徳川勢の栃尾城(支城)を攻略

     06 徳川勢の新発田城を攻略
        大量の武将を捕縛し、捕虜返還によって名声を上げまくる。
        西軍大名に技術を与えまくる、また名声が上がりまくる。

        上杉景勝が毘沙門天宣言し騎馬技術「軍神」を得る。

1609.05 徳川勢の春日山城を攻略、帰ってきました。

1610.06 徳川勢の箕輪城を攻略

1611.05 騎馬技術「旗指物」を得る。これで騎馬技術は全て修得。

1612.04 徳川勢が浅野家を滅ぼす。

        徳川勢、真田家の上田城を攻撃。

     05 真田家を救出すべく上杉勢、箕輪城から出陣。

     06 徳川勢が真田家を滅ぼす。

     09 上杉勢、春日山城から上田城へ増援部隊を派遣。

1613.03 徳川勢の上田城を攻略し真田幸村を配下にする。