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出雲奪回「尼子義久 プレイリポート」(完結編)

出雲帰還(1578年〜プレイ終了)
毛利家に対して謀反を起こした翌月、すぐさま尼子軍は動き始めました。
義久は山中鹿介、宇喜多直家、戸川秀安、大谷吉継と、
1万2千の兵を率い御着城へと向かいました。
1万2千といえば、三木城に駐屯している兵士の8割弱、
守備兵をほとんど残さず御着城へと進撃したのです。
対する毛利勢の守備兵は約1万2千強、吉田郡山城から輝元率いる援軍1万8千、
援軍の到着で敵の数は尼子軍の約3倍近くにも膨れ上がっています。
普通に考えたら勝てる相手ではありません。
「殿、無茶しますね。」
と、納豆にお醤油をさして出来る限り、いや、考えうる限り粘らせる山中鹿介、
つーか、なんですか、戦場に向かう陣中でゆっくり納豆をかき混ぜている?
ふざけるなと言いたい。
「いやね、一応ほら、キャラ設定として粘りのある戦いが持ち味というのと、
粘り気のある食べ物が好物っていう、粘り気つながりキャラにしようと思ったら、
思いのほかマジメな話になっちゃって、なんか浮いているんすよね、わたし……。」
ゴメン、それは本当にゴメン。
もうちょっと笑える結末が待っているのかなぁ?
とか、考えていたもんだから、当初はキワモノキャラ揃いの話にしようと思ってたのよ。
それがアンタ、宇喜多直家が家臣になったころから、妙に打倒毛利が現実味を帯びてきて、
あれよあれよと言う内に、ここまで来てしまったというか……。
「つまり、この一戦に賭けているワケですよ。
ここで目立っておかないと、レギュラー落ちしちゃいそうなんで、
とりあえず粘り強くキャラ主張してみたんですけど、どうっすかねぇ?」
ゴメン、それは失敗だわ、ゴメン。
とは言うものの実際問題ね、尼子家臣の中では古くから義久に仕えている事もあって、
兵士を率いる数も多い、現在のところ侍大将の地位にいるのは鹿介と宇喜多直家だけ、
あとの武将のほとんどが足軽頭なんだよ。
ちなみに兵士を率いられる数と地位の関係は以下の通り、
大名&国主&城主&家老 = 兵4000
部将 = 兵3000
侍大将 = 兵2500
足軽大将 = 兵2000
足軽頭 = 兵1500
鹿介が必死になるのも当然といえば当然だよね。
いやレギュラーキャラから陥落するとか、そういう問題以前に、
毛利軍は3万ですよ、3万、グダグダ言っている場合じゃねぇっつーの。
勝てるの? 勝てないでしょう?
「大丈夫ですよ。レギュラーに残る事も、勝つ事も、
御着城と言えば殿が毛利家にいた頃、大苦戦した城ですよね。
あの後、城の修復なんてしました? してないでしょ?」
でもさ、レギュラーつっても今回で最終回なんだよな。
まぁ、御着城の防御度は非常に低い、脆い、兵力さえ互角であれば問題なし、
これだけの武将の質を揃えたのなら楽勝ペースだろうねぇ。
現に御着城を包囲した尼子軍に激しい抵抗は無し、時折天守閣から矢が降り注ぐけど、
敵兵のほとんどは大手門の裏で必死になって扉に張り付いているだけ、
「と言う事で、殿、コチラからも矢を撃ちまくりましょう。
少しでも毛利兵を減らしておくんです。
敵援軍が到着したら城内から討って出る兵士を少しでも減らすんですよ。
城内からの兵士が討って出る程じゃなくなれば、援軍だけを相手にすれば良い。
どうです? 楽勝でしょ? うわ、オレってば頭すっごく良くね?」
そう言われて見れば、その通りかもしれないね。
鹿介隊が放つ矢を見ながら義久は思いました。
でも、なんか鹿介隊の矢って糸ひいているなぁ〜。
あれには当たりたくないよなぁ〜。ここでもキャラ主張してるなぁ〜。
ある意味、粘り強いなぁ〜。
「殿、変なところに感心している場合じゃないっすよ。
ほら、毛利軍の後詰が到着したみたいです。」
鹿介が指差す方角には毛利の旗指物を掲げる大軍がズラ〜っと並んでいます。
しかも、城内から複数部隊が討って出る模様。あれ? 鹿介くん、話が違うぞ。
「まぁ、任せておいて下さい。」
とか言うと鹿介は宇喜多直家と共に前線に全速力で移動し兵を伏しました。
寡兵で大軍を討つには奇襲しか無いワケだ、敵は大軍を擁して堂々と攻めてくる。
それに突然襲い掛かる鹿介たち、危険を察知した城内の兵士達は城へと退却、
これによって鹿介の言うとおり後詰の兵士だけを相手をすれば良いだけ、
ところが敵の方がまだ多いんだよね。これはどうすんの? 鹿介くん。
「大丈夫です。頑張れば大丈夫っす。」
それって根拠無いじゃん。
「大丈夫っす、将来の夢は戦国無双3に出る事っす。」
意味がよく解らないんですけど、なんとなく気迫だけは伝わってきます。
確かに一騎当千の働きをすれば敵部隊なんか簡単に壊滅させる事ができるでしょう。
もう□→□→□→△で広範囲なチャージ攻撃を繰り返しつつ、
敵将には□→□→△、もしかしたら△連打で更に攻撃が続くかもしれません。
いける、いけるよ鹿介っ!
「殿! 鹿介! あんたら何やってんだよっ!?
兵を伏してゲリラ戦しなきゃ勝てないぞ。 なに突撃しようとしているんだ?」
直家に言われてようやく我に返る二人、
やっぱ鹿介ダメだわ、二軍落ちだよ。お前のキャラが濃すぎる。
今回のリプレイはちょっとマジメに行った方が良さげだもん。
ま、ともかく、この戦いは鹿介と直家の大活躍によってどうにかこうにか勝利、
プレイヤーの気持ちとしては大谷吉継のような若くて才能溢れる足軽頭に戦功を稼がせて、
色々な方面で活躍して欲しかったんだけど……勝つので精一杯でした。
じゃぁ、何故、そんなにムリをして攻め込んだのか?
答えは簡単な話、だって三木城に直接攻め込まれるの怖かったんだもん。
となりの御着城があれば、いきなり本拠地である三木城に攻め込まれるっていう事も無いでしょ?
結果的に毛利軍に大きな痛手を負わせたし、こちらも守りも厚くなった。
あとは順序良く「戦力集中」と「各個撃破」を行うべし、
毛利輝元が描いたとおり、畿内に対する備えには非常に効率の良い三木城、
山城国には既に織田家が入り込み、毛利vs織田の構図が出来上がっていたのに、
そこに突如として現れた尼子家、尼子再興を夢見る尼子勢は織田勢には構わず、
急成長を遂げていた毛利勢を潰し始めたから、世の中はどうなるか解らない。
なにが良かったかというと、毛利、織田が本願寺を潰してくれた事が大きかった。
このタイミングで反旗を翻したものだから、
本願寺系の良い武将が在野にゴロゴロ転がっているんだよ。
その中でも特に活躍してくれそうなのが、
対織田戦線で頑張っていた願証寺証恵、彼を家老として登用に成功。
生まれ変わったばかりの尼子家には勲功や経歴が不足している人ばかり、若い人ばかり、
ここに経験をこれでもかと積んだ願証寺証恵が家老として入る事によって、
大名&国主&城主&家老 = 兵4000
ほら、この部隊が二つになる。
全然違うでしょ? 1500しか率いれない足軽頭と比べると戦力が段違い。
室町幕府、足利家滅亡後、織田家に仕えていた尼子勝久も引き抜いて、
ようやく尼子復興への道が見えてきた今日この頃、
畿内の毛利方の城を各個撃破し、乱世に再び名乗りをあげた尼子家、
更に運良く武田家が北条家に滅ぼされ、
『風林火山』札を持った優秀な武将が在野に下ってきたのよ。
彼らは寿命的にそろそろヤバイめの人が多いんですけど、
コッチとしては『風林火山』さえ教えてもらえればそれでOK!
高坂昌信、真田幸隆、内藤昌豊を家老として迎える事に成功しました。
そのほかにも真田昌幸、山県昌景、武田勝頼ら比較的若い人たちも登用。
もちろん最初の目的通り尼子義久は高坂昌信から『風林火山』を教わりました。
これによって一気に戦力UPっ!!
ちなみに『風林火山』札は使用することで、
軍団全ての攻撃力、守備力、移動力が上昇するという、
卑怯なくらい凄まじい威力を持つ合戦札なのです。
軍学レベル4以上で『風林火山』札を持っている人に軍学を習うと覚えられるので、
実は武田が滅亡するまで密かに待っていたんですよ。
こうなると、尼子軍団は日ノ本一の戦闘集団と言っても過言ではないよね?
実際、この後は楽勝ペースだったのでカットです(汗)
詳しくは最後の『これまでの流れ』を参照してください。
と、いうワケで月山富山城の天守閣から城下を眺める義久主従、
すっごいカットの仕方ですが、いや、本当ゴメン、
御着城の戦い以降、まともな戦いも無かったんだよね。
「大殿、ついに帰ってきましたな。」
なんか自分の力で七難八苦を乗り越えたような清々しい顔の鹿介、
確かに君がいないと謀叛を起こした当初は厳しかっただろうな。
「もうちょっと苦戦するかと思ったのになぁ。」
ちょっと面白くなさそうな直家、
でも正直言って君がいないとココまで来れなかったよ。
終盤は武田出身武将が尼子軍団を支えていたけれど、
それまでは鹿介も直家も十二分に力を発揮してもらっていました。
早い内からこの二人を家臣に持てた事が今回の勝因だと思います。
さて今回で尼子再興リプレイは終わりなんですけど、
じゃぁ毛利家はどうなったのか?
毛利家は義久謀叛前まで天下に最も近い勢力だったのですが、
支配力は、北条、織田の次の勢力まで陥落してしまいました。
戦力的に言えば後退を繰り返している状況なので、
かなり弱っていると思われます。
では次回のお話、
ここ二回太閤立志伝Vのリプレイを掲載しましたけど、
次回は『戦国無双2Empires』をお送りしようかと思っております。
(無双OROCHIではなく、なぜ戦国無双2Empires?)
九州の無双武将といえば立花ギン千代と島津義弘の二人だけ、
九州の戦国大名といえば大友家と島津家だけでしたっけ?
あとひとつ代表的な勢力がありましたよね?
なんで龍造寺には無双武将が居ないの?
そこで龍造寺隆信を主役に、無双武将を一切使用せず、
内政も武将が提案したモノのみでプレイするという、
変な縛りプレイをしたいと思います。
最後に一言、『風林火山』強過ぎるっ!!
-----これまでの流れ-----
1577.12.26〜 毛利家の御着城を攻撃
1578.01.12 御着城を攻略する 戦功第一は山中鹿介
城兵1万2千、援軍1万8千を撃破する
.03.16 上杉謙信 死去
.05.02 岡吉正、鈴木重朝、七里頼周を登用
.06.02 願証寺証恵を家老として登用
.07.01〜 毛利家の有岡城攻略軍が進発
.07.14 有岡城攻略 戦功第一は大谷吉継
.11.16〜 配下の花房正成より軍学を学びLv4 兵補充を取得
.12.18 鑑定士札を取得
1579.03.04〜 毛利家の高槻城攻略軍が進発
.03.15 高槻城攻略 戦功第一は宇喜多直家
.04.23 賢侯札を取得
.04.29 尼子勝久を織田家より引き抜き
.07.11〜 毛利家の石山本願寺攻略軍が進発
.08.02 石山本願寺攻略 戦功第一は尼子義久
.09.14〜 毛利家の飯盛城攻略軍が進発
.09.30 飯盛城攻略 戦功第一は尼子義久
.10.20 若狭守に任官される
1580.03.01 毛利家の置塩城攻略軍が進発 城兵は撤退
.03.04 武田家が北条家に滅ぼされる
.03.16 高坂昌信、真田幸隆、内藤昌豊を家老として登用
山県昌景、真田昌幸、真田信綱、真田信幸、真田昌輝、武田勝頼を登用
.05.11 高坂昌信から『風林火山』を学ぶ
.05.12〜 毛利家の上月城、砥石山城を立て続けに攻略
.07.02〜 毛利家の岡山城、天神山城、三星城を立て続けに攻略
.09.02〜 毛利家の月山富田城、白鹿城、三刀屋城を立て続けに攻略
.10.01 出雲奪回完了

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