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　　超級覇道「曹操　プレイリポート」（その３）




　　　　　長安攻防戦（１９４年〜


極寒の荀�ｹ、説教の陳宮、暴言の郭嘉、主君を捨駒にする荀攸、主君踏みの呂布、
なんか嫌なエキスパート集団となりつつある曹操軍ですが、
ようやく【洛陽】【宛】の戦況も安定してきたコトだし、
反撃に転じて【長安】にでも進出してみようかなと思う今日この頃なのです。
そりゃ韓馥を後継した潘鳳がこれでもかと幾度と無く【官渡港】を攻撃してくるし、
余裕綽々というワケじゃないんだけど、動かないで黙っていることも出来ないでしょ？

ま、そのまえに冷静に周囲の状況を確認してみよう。
どうなっているかね郭嘉？

　「北海太守の孔チュウがくたばったって伝令があったな。
　　何処の馬の骨か知らんけど劉辟って野郎が後継者になったらしい。」

うは、潘鳳といい劉辟といい微妙な武将が君主に納まっている。
ただ孔チュウ軍、いや劉辟軍は上手い具合に荊州北部に勢力を順調に伸ばしている。
劉表軍を押している位なので、今後もしかしたら台風の目となる可能性がある。

　「あ、あと陶謙の爺さんも死んだらしい、その跡継ぎは陳珪、
　　これまた爺さんだから、そんなに長くないだろうな。」

こうして序盤の勢力は次々と世代交代をしているようだ。
ただ、寿命を迎えて平和的に次の世代へと交代していくなら良いのだが、

　「そうそ、袁紹が滅亡したらしいぜ。」

滅ぼしたのは公孫サン、袁紹はどうにか逃げ出したらしいけど、
その後は悲惨極まりない。なんと劉備の配下になったらしい、
あれだけの猛将、智将を取り揃えていたにも関わらず、
こんな序盤で袁紹脱落、なんか変な感じがするね。
これで公孫サンは現時点で董卓、劉璋と並び最大勢力の仲間入りって感じ、
董卓は落ち目だし、益州からなかなか出てこない劉璋のコトを考えると、
天下に最も近い勢力は実質、公孫サンなのかもしれないね。

前置きが長くなった。
んで、これから攻めようと思う【長安】なんだけど、
現在の【長安】の主、董卓だって黙っているワケじゃない。
軍事施設を大量建設して生意気な曹操軍を迎え撃つんですよ。
【櫓】を建てて接近する曹操軍を射殺すわ、
【陣】を建てて付近に居る董卓軍は優位に戦闘をすすめているわ、
【軍楽台】に【罠】に、あれやこれや、
もちろん後方の都市からは兵士や物資が送られてくる。
むぅ、ここまで追い込んでいるのに董卓は未だ精強だぞ……。

　「されど、敵は最早烏合の衆なれば我らに攻略をお任せくだされ。」

前回捕えた張遼は既に曹操の魅力の虜なのよ。
どこにどんな魅力を感じたのか知らないけど、
この人の為に働こうなんて真剣に考えている様子。
これまで酷い扱いをされていた曹操様は大変な大喜びっぷり。

　「よーし、張遼、一緒に長安に向けて出陣だー。」
　「ははっ！」

こうして槍部隊を率いる曹操は副将に荀攸を据え出撃、
前回主君である曹操を囮につかった荀攸だが、
なーに、自分も曹操隊に含まれている副将だ。
これなら囮扱いされるコトはない。
一緒に騎馬隊を率いて出撃した張遼は曹操に心酔しているコトだし、
今回はスッキリ、ハッキリ、キッチリ勝ってこようじゃないか、

　「曹操様、馬騰隊が騎馬を率いて迎撃に出たようです。
　　我隊は騎馬隊、曹操様は槍隊ですので曹操様の方が有利です。」

さすが張遼、戦闘でも戦略でも役に立ちます。
曹操、おめでとう、ようやく忠臣が身を粉にして仕えてくれそうだよ。

　「なるほど、よし我が隊は馬騰隊を叩くぞ！」

うん、確かに敵の騎馬隊を攻撃するときは槍を用いた方が有効なんだよね。
そしてトドメは張遼の騎馬隊で刺すっと、

　「殿、次も騎馬隊が迎撃に来ました。」
　「うむ、任せろ！」

そしてトドメは張遼の騎馬隊で刺すっと、

　「殿、次も（以下ｒｙ
　「ｒｙ

そしてトドメは張（ｒｙ

　「こらーっ！！　納得できーんっ！！
　　張遼、おまえばっかり美味しいところ持って行きやがって！
　　つまらん、メチャクチャつまらん！」

あの、一応断っておきますけど、
ゲーム中、こんなにリズム良くは敵部隊を倒せないんですよ。
あくまで演出ですから、演出、でも、

　「あれ？　バレちゃいました？」

なぜか張遼隊は大活躍。
襲い掛かってくる敵部隊をバッタバッタと壊滅に追い込む。
確かに画面を見ていると曹操はそのお膳立てをしているだけっぽい。
これじゃ可哀想なので別のコトをさせてやろう。

　「殿、あそこの敵方の陣が邪魔です！」
　「よし、あの陣を壊せっ！」
　「で、我らの陣を作っちゃいましょう。」
　「よし、我らの陣を建築するぞ！」

やっぱり使いっパシリにされる曹操。哀れなり、
結果的にはね、董卓側の軍事施設を壊し、逆に曹操側の軍事施設を建てていく、
それを利用して張遼、呂布、夏侯惇や淵でジワジワと敵を潰していく、
曹操と荀攸の部隊では敵部隊を混乱させたり退却させたりと計略に頑張って貰った。
とは言え、董卓は最北西端の【武威】【安定】【天水】に張魯から奪った【漢中】と、
他の勢力からは簡単に攻撃されない策源地を沢山持っているんだ。
【長安】をいくら攻撃しても次から次へと輸送隊がやってくる。

こっちとしては潘鳳が後から邪魔をしてくるし、
董卓の魔の手から逃れた張魯が【上庸】から【宛】にチョッカイを出してくるし、
アッチコッチと兵士、兵糧を輸送する余裕がないだけに厳しいコトこの上なし、
しかも『董卓を滅ぼすまで他の勢力を叩いてはいけない』という妙な縛りが、
ボディーブローのように今になって効いて来たんだ。
張魯も潘鳳も鬱陶しい、数万の兵を動員すれば滅ぼすコトも簡単なのに！
愚痴っている間にも、うわ、また董卓側の輸送隊だ、くそぅ！！

　「おや？　奴ら長安を目指しているようには見えませんな。」

荀攸が言うと信用できないけど、

　「あの道は【漢中】に繋がっているハズですぞ。」

張遼が言うのもなんとなく信用できない、
けど、張遼が言う通り董卓軍の輸送部隊は【漢中】へと向かっている。
それは何故かと【漢中】の様子を探ると、あれま、こりゃ珍しい、
劉璋軍が【漢中】付近にて董卓軍と激戦中ではありませんか！
戦況は一進一退、この董卓軍の輸送隊が到着すれば董卓優勢。

　「うーん、劉璋がもうちょっと頑張ってくれればなぁ。」

と嘆く曹操ですが、ちょっと待て、
これって大チャンスじゃないですか？
董卓軍の輸送隊もアッチコッチと忙しいんであれば、
いまこそ【長安】を落とす時！

これまでの戦いで【長安】付近に曹操方の軍事施設を建設してきたのを利用し、
【洛陽・宛】のほぼ全兵力で決戦モードに突入、董卓７万に対し曹操軍６万、
兵力で劣っていても武将の質で追いつけ追い越せ、火を放て、矢を撃て、包囲しろ！
輸送部隊の来ない【長安】は徐々にジリ貧となっていき、
１９５年８月、ついに【長安】攻略に成功、献帝をお救いし、
なんか運がついてきたぞと喜ぶ曹操。

　「大変です！　陳留にて疫病が発生、兵士がバタバタと倒れていきます。」

ぐがーん。こんなときに潘鳳に襲われたらシャレにもならん。
兵が少ないのであれば武将の質で補おうと、夏侯淵らを陳留に派遣、
くそぅ、この勢いで董卓を潰し、一気に東に向かおうと思っていたのに、
なんで天災まで邪魔をするかなぁ。

　「殿、大変です！」

なんで次々と大変なコトが起こるかな？
はいはい、んで、何が大変なのかな？

　「公孫サン軍が張楊軍を滅ぼしました！」

うは、なんと公孫サンまたも一勢力を併呑しましたか？
天下に向けて勢い増す公孫サン、今日は踏まなかった配下の武将達、
だけど美味しいとこ持っていかれたぞ張遼、
まだまだシブトイ董卓軍、だけどなんとなく先が見えそう。
そんな感じで以下次回。

　「もう董卓と遊んでいる暇はないのになぁ。」


-----　主な出来事　-----

１９４．０５　孔チュウ死去、劉辟が後継者となる。
　　　　　　　陶謙死去、陳珪が後継者となる。

　　　．０６　袁紹滅亡（公孫サンの攻撃により）

１９５．０３　劉焉死去、劉璋が後継者となる。

　　　．０８　陳留にて疫病が発生
　　　　　　　董卓支配下の長安を攻略し献帝を擁立する。

　　　．１１　張楊滅亡（公孫サンの攻撃により）

１９６．０１　許昌に遷都する。




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