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里見戦艦伝 「里見義堯 プレイリポート」(その3)
里見水軍、北へ(1564年〜
知ってた? このリプレイって当サイトのリプレイの99話目なんだよ。
(決戦3、チャレンジモードといった単発モノを除く)
そ、次回更新時で100話目なんです。すごいでしょ?(^-^
自分でもココまで書けるとは思っていなかったので驚いています。
皆様、日頃のご愛顧、まことにありがとうございます。
さて本題、里見水軍、かっこいい響きだな。おい。
その、かっこいい里見水軍は塩釜に向けて出航。
安宅船の大船団は伊達領の塩釜を襲撃しました。
いやねホントは鉄甲船が欲しいんだけど、
ウチには水軍適性Sが二人しかいないのよ、残念ながら、
んで、糞坊主の野郎、水軍適性の上がる書物を持ってこないんだ。
仕方ないので今川家から貰った弓技術と、この安宅船で航海に出たってワケさ。
んで、最初のターゲットは伊達家。
何故かっていうと、伊達家は鉄砲適性A以上が3人以上いるから、
今後のことを考えて弓だけじゃなく鉄砲技術も伸ばそうと考えてね。
大漁旗を靡かせて、やってきました塩釜港、
港に集結し迎え撃とうとする伊達軍団も恐るるに足らん。
なにしろアチラさんの船はデフォルトの【小早】しか無いんだ。
こっちは【安宅船】勝負は始まる前から決まっているんだよ。
「ウチらに弓の得意な人、いましたっけ?」
「道灌様、業正様ぐらいじゃないのか?」
「でも弓の練習しているところ見たこと無いぞ」
「あぁ、いわゆる熟練度は何も上げていないという噂だ。」
舳先に仁王立ちの海の男「義堯」の横に並ぶ、
褐色の肌にサングラス、ブーメランパンツでマッチョなお兄さん達が、
(里見水軍のユニフォーム)ぼそぼそと言いました。
「いやいや、それもそうだが鉄砲得意な人は、ほとんどいない。」
義堯に聞こえないようにボソボソという健康的なお兄さん軍団。
言われてみりゃそうだ。足軽の能力に長けた人は結構揃っているんだけど、
弓や鉄砲に特別秀でる人間は数える程。
ずらぁ〜っと安宅船やら関船やらを並べたけど、
弓戦法を装備している部隊は指折り数える程度、しかも右手のみでOK!
だからこその伊達攻略作戦。鉄砲が得意な伊達を吸収し鉄砲大国狙いの大作戦。
「とりあえず、矢を放って見よう〜。」
義堯の号令にお兄さん軍団は慣れない弓を構え、
今川軍の真似事で撃ってみますが……弱ぇ〜弱ぇ〜。
それに比べて伊達軍団、鉄砲を巧みに操りバンバン撃ってくる。
「えぇぃ情け無い、苦戦→光明→逆転→勝利を目指せ! 栄光はその向こうにある!」
義重の熱い叱咤激励が飛びますが、
やっぱり特別得意な人がいないから攻撃に軸がないよな。
だけど安宅船の防御力が高いお陰で良い勝負。
早雲や道灌の知略頼みに計略系戦法で流れを呼び込み、
徐々に敵部隊を港へと追い込んで行くことが出来ました。
たまーに政宗とかに計略系戦法を弾かれたけど、
基本的に早雲と道灌の知略には勝てないだろう。
ホント陸上でも海上でも計略系戦法は頼りになるよなぁ。
こうして塩釜港を攻略した里見水軍ですが、
「里見水軍は日本一ぃ〜。」
「喜んでいる場合ではございませぬ。」
おや? 伝令が物凄い勢いでやって来たぞ。
なんか嫌な予感がする。
「上杉軍が伊達家の岩出山城に向けて出陣!」
……えーと、これは火事場泥棒狙いだよな。
塩釜港で壮絶な鉄砲と弓矢の撃ちあいをして兵力を大きく失った伊達家は、
上杉に狙いをつけられたってコトだよな……なんて姑息なんだ上杉め!
「お主がいうセリフじゃ無いがのぉ〜。」
業正がふぇっふぇっと笑いながらクリティカルなコトを言う。
ごめんね業正、今回も火事場泥棒に巻き込んで滅ぼしちゃって……。
だけど、このままでは伊達家は上杉に滅ぼされ、
伊達家臣を吸収し鉄砲技術を伸ばそうという里見家の目論見が台無しになってしまう。
それは、それだけは断固として避けなければならない。
弓や鉄砲が得意な奴はほとんどいないが、足軽が得意な武将はいっぱいいる。
今回は剣豪も多いぞ。おなじみ上泉大先生に、
真壁氏幹先生、小野忠明先生、佐野房綱先生と豪華剣豪オールスター。
はやく【乱戦】を覚えてもらいたい今日この頃、
統率力とおつむを補う為に早雲、道灌、氏康、業正、義重とコッチも関東オールスター。
いかに上杉騎馬隊と言えども、これだけの武将を取り揃えれば怖くない。
「そーれ、一斉にかかれ〜!!」
捻り鉢巻にゴム長靴、手には銛の義堯の号令も生き生きとしております。
オレは海の男、今後のコトも考えて弓とか鉄砲も練習しておこうと、
さっきまでは必死に考えたのもどっかに飛び去り、
いまはライフセーバー軍団による上杉駆りが始まろうとしています。
だけどテーマソングは兄弟船、力強いボーカルに押され上杉を蹴散らせ!
「上杉騎馬隊を舐めるな! 喰らえぇぇぇ〜っ!!」
うわ、柿崎さん、すっげ気合入っている。
前回の上杉リプレイで活躍させて貰えなかったもんね。
今回は活躍したいよね。でも、あんた頭悪いやん。
こっちには早雲先生がいるんだよ。
「いかん、いかん、動揺するな。大丈夫これくらい痛くないぞ。」
……すっげ痛がっているよ。
で、でも大丈夫だよな、もうひとり賢い道灌先生がいるんだ。
じっくり闘志を貯めて【混乱】させちゃえば勝てる!
それにコチラは剣豪揃い、なんでも斬っちゃえ!
「上泉先生、出番です。」
「喰らえ! 槍車、槍突撃、槍衾っ!!」
早く乱戦覚えたい。
「残念でしたー。馬鎧、もう出来ているんだもんねー。」
お、おのれ柿崎の奴、ムカつく、バカにしおって、
太田家リプレイのときの凄まじい活躍がウソの様……。
奴らの技術開発、結構早いぞ、でも道灌の【混乱】が決まれば、
「お見通しじゃーっ!!」
うわ、宇佐美の爺まで一緒かよ、なんなんだ、お前らっ!
強すぎるぞっ、卑怯だぞ、それでいて火事場泥棒なんて姑息だぞ!
「邪魔だ。消えろ……。」
ついに謙信大先生の登場ですか?
もう好きにして下さい。
「為景様のお手を煩わせる程ではございませぬ。」
えーと、だれ? 長尾為景?
あ、そうか、そうだよな、道灌や早雲がいるように、
そっちにも追加武将がいるんだよな。
「気にするな、一瞬で消す。喰らえっ!!」
はい、早雲隊消えた〜っ♪
しかも奴らの闘志ゲージの回復って早過ぎね?
道灌隊、氏康隊もレーダーより消失、人間バミューダトライアングル状態。
最初の混乱を弾かれたのが痛すぎる……。
「……熱い、熱いぜ! やはりこうでないと!」
こら義重、喜んでいる場合じゃない、死ぬ、死ぬぞコレ、
山名リプレイ時のように準備万端で力攻めしているのとワケが違う。
兵力でも負けているし、兵糧も不足気味、物資だって足りない。
こんなのとまともに戦ってたら、命が幾つあっても足りない。
「退けだと? 退けるか、オレの渾身の【混乱】を喰らえーっ!」
うん、義重も早雲や道灌ほどではないけど賢いんだよ。
これが見事にヒットして上杉軍は混乱で足止め、
部隊壊滅後、塩釜港に逃げ延びた早雲らも復帰し上杉軍をタコ殴り、
こうなりゃ上杉軍だって怖くない。勢いをそのままに伊達家を岩出山城にて滅ぼし、
念願の鉄砲適性A以上を3人以上もゲット!
政宗、今後は里見家にて励めよ。
「今回は大漁だーっ!!」
岩出山城に靡く大漁旗も誇らしく、
これで里見水軍ご自慢の安宅船に鉄砲の攻撃力が追加され、
海の王者への道をまた一歩進んだ里見軍、さぁこのまま順風満帆の、
「……ん? 待て、おい。」
なんだよ、このまま突き進もうよ。
「いやな、このリプレイの港制圧期限て15年だったよな?」
えーと、たしか、そうだったよね。
1557年スタートだから期限は1572年。
いまは、1566年、あと6年しかない……あと6年しかないぞ。
急いで次の目的地の久慈港を攻略しなくちゃ!!
「いや、塩釜の戦いと、今の戦いで兵糧をかなり使った。」
ホントだ、上杉強すぎ!
どんだけ長い間、戦ってたんだよーっ!!
とりあえず兵糧を購入して確保、水軍技術をこのまま開発しつつ、
主力部隊は久慈港攻略に海路を出陣する。
水軍技術Aの開発が終ったら旧伊達家の人々に鉄砲技術を開発してもらう。
とりあえず、年内に久慈港と函館港を攻略し津軽海峡を折り返さないと間に合わない。
塩釜港から続々と出航する安宅船、関船、
またまた大兵団を送り出したので兵糧が危うい、
里見水軍の本拠地である関東平野では大量の【畑】【漁戸】を建設し、
もちろん【水軍学舎】も急ピッチで建設、水軍技術もガシガシ開発中。
正直、間に合うかどうか、微妙な線だな……。
と、言ったところで以下次回。
うーん、プレイヤーとしては焦ってきましたが、
リプレイヤーとしては面白い展開だなと、ニヤニヤしております。
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