荒波を越えて「有馬晴純・義貞 プレイリポート」(その5)





     伊勢志摩攻防戦(1570年〜


武田との全面戦争編を書く前に、
皆さんちょっと聞いてくださいよぉー。
武田軍との全面戦争前にどうにか生き残っている鈴木家を潰し、
鈴木重秀を配下に加えようと思っていたのさ、
これから対武田戦という一大決戦前に優秀な武将は一人でも多く欲しいでしょ?
相手(鈴木さん一家)も鉄砲上手いけど、コチラの龍造寺隆信、成松信勝だって上手いのさ、
おまけに信長や秀吉なんかも部下になっている。一気に攻めたね。攻めまくったね。
それで、忘れてたんだけど「上級」「討死多い」でプレイしてたんだよ。

   鈴木重秀、討ち取っちゃったっ!!(T-T

武将の強さに比例して討死率が変動すると思ってたんです。
弱ければ弱いほど死亡率が高く、強ければ強いほど死亡率が低いと、勝手に思ってた。
鈴木重秀って強いでしょ? あっけなく死んだ。鉄砲ばーんと撃ってたら死んでた。
誰が何をしたときに死んだのか知らないけど、
敵武将を討ち取ったというセリフが流れ、
追い討ちを掛けるようにログが表示されたときのショックといったら、

   なんつーかロードしたくなった。

しかし、これもまた戦国の世の運命ですかねぇ〜。
それでも抵抗を続ける鈴木家、健気です。健気ですけどコッチもショックです。
もぅ戦う必要も無い。ただの弱小国です。
悪魔のような教師ならぬ悪魔のような外交の使者「羽柴秀吉」を送ってみました。
人誑しの天才と言われた悪魔のような外交の使者。
鈴木家に乗り込んで第一声が「お友達がいなければ、この世は地獄よ〜。」
とか「わたしと仲良くしましょう。そうすれば良いことがいっぱいよ〜。」
とか……。いや好きなんで、あのドラマ。えぇ。
ちなみに我が有馬家で代表委員を選出するとしたら能力値の悪い2人……。
えーっと、織田有楽斎と海賊王の名を欲しいままにしている有馬義貞ご本人ですな。

織田有楽斎 :統024 武007 知005 政068 足D 騎D 弓D 砲D 計D 兵D 水D 築D 内D

ま、とにかく、まもなく鈴木家は降服し有馬氏の軍門に下ったのでした。
……悲しいけどコレ、戦争なのよね。
いやね、いままであんまり気にしてなかったんだよ。
強い武将なら死なないだろう、弱い武将なら死んでも仕方ない。
基本的に政治力の高いヤツは戦闘に出てこないだろうし、
コッチの武将も強いのしかいない。
だったら気にせず突撃マンセーってなモンですよ。
それが、全国でも屈指の優秀武将である鈴木重秀があっけなく死んだ。

鈴木重秀  :統095 武099 知092 政013 足C 騎B 弓D 砲S 計A 兵A 水B 築D 内D

戦慄を覚えたね。信長や秀吉だって死ぬときは死ぬ。
これまで可愛がって来た鍋島や龍造寺四天王、
大友の武の両輪。立花高橋コンビ。
島津家の人々……彼らも当たり所(?)が悪ければ死ぬんですよ。
恐怖です。この夏最大の恐怖。油断大敵です。

ま、コレで紀伊の国の雑賀城と熊野港が手に入ったワケです。
とくに熊野港の存在は嬉しい。嬉しすぎる。
何故なら武田軍はマドハンド繁殖地(関東地方)から鳥羽港へ向けて、
マドハンドを海運輸送という小憎らしい作戦で筒井城を攻めていたからなのです。
熊野港から鉄甲船で鳥羽港を襲撃すれば輸送ラインを潰せるワケで、
全面戦争の緒戦ではありますが重要な戦いを担う拠点なのです。
それにしても賢いな今回のコンピュータ。
(弱っている織田、鈴木家を倒そうと兵士を集結させていただけかも知れませんが、)

早速、瀬戸内海にある鉄甲船と鉄砲を熊野港に集結させ、
九州で水軍や内政の技術を上げていた大村純忠、松浦隆信、松浦鎮信を呼び出します。
彼らは水軍適性S(大村純忠はA+アイテムでS)ですからね。意味あるのか知りませんが、
基本的に足軽適性が高い場合、足軽の熟練度が人より早く上がるらしいんですよ。
ところが水軍って「経験積んで何になるの?」ってな感じ、うん、意味無いかも。
あと、オマケで「海賊王」こと有馬義貞も御出馬ならぬ御出船。
海賊王らしく熊野港を本拠地に定め鳥羽港攻略を指示します。
いや実際は能力値がグダグダだからどこに居ても活躍できないだけ、
自分で攻略するのも怖いからね。狙撃されて死んだら洒落にならんし、
鈴木重秀の討死がすっげトラウマになってたりしますが、
ある程度軍備が整ったところで伊勢志摩の国、鳥羽港へ出陣。
鉄の船を幾つも並べて進撃します。
大航海時代というより提督の決断ですか? 亡国のイージスっすか?
そんな威圧感満点ですよ。

これに対して武田軍も小さいお船を並べて迎撃しに出てきます。
タンカーに手漕ぎボートで挑むようなもんです。
ばーか、武田騎馬は怖いけど武田の水軍は怖くねぇもん。
まさに、鉄甲船量産の暁には武田軍な(ry)です。
弓矢でぴゅーっ、鉄砲ばーん、大筒はまだ無いけど、やりたい放題ですが、
武田さん、バカとか言ってごめんなさい。
霧山御所からこれでもかと兵力を鳥羽港へ移送。
鳥羽港から更に船が出てくる。
小早と関船しか無い武田軍ですが、
その機動力を持って鉄甲船を取り囲み始めたのよ。

   うわ、やヴぁい。

こっちは熊野港まで距離が結構あんのよ。
相手は鳥羽港まで結構近いのよ。
補給しつつ敵を包囲し殲滅。恐ろしい。恐ろしすぎるぜ武田水軍。
(ただ単にわたしが操作する有馬水軍が甘かっただけですが)
MA−08「ビグ・ザム 」の撃墜シーンといえば、アレですよお客さん。
悲しいけど、これ戦争なのよね……うわ、本日2度目だよ。
圧倒的な火力と絶対的な防御力を誇る万能の盾イージスを彷彿とする鉄甲船ですが、
特攻紛いの小早の包囲戦術に撃沈間近……。

慌てて熊野港から鉄甲船を更に出撃させたんですが、
困ったことに足がおっそいのよ。鉄甲船って、
先行している鉄甲船がボコボコにされているから急ぎたいんですけどね。
まぁ、それでも腐っても鯛、ボコボコに包囲されても鉄の船。
沈まなかったよ。1隻1万の兵で出撃して、
1000〜400まで削られるとは思わなかったけど、
やらせはせん、やらせはせんぞーっと援軍到着。
援軍の船に壁を作ってもらって撤退開始。
おそるべし武田の戦術。とでも言うと思ったのかしら?
派手な海戦だけがウチの戦ではありません。

陸路を突き進む有馬軍の別働隊は清洲を攻略。
慌てて霧山御所、鳥羽港から援軍を送り出そうとする武田軍ですが、
鳥羽港が手薄になれば熊野港から鉄の船がやってきます。
伊勢志摩に戻ってくる武田軍。
それじゃぁと稲葉山まで進撃する有馬別働隊。
それは許せぬと動き出す武田軍。清洲まで進撃してきたところで、
筒井城から有馬遊撃隊とか言いながら、
伊勢志摩へ進攻し空き巣狙いの霧山御所制圧。
孤立無援の鳥羽港へは鉄甲船を大船団で制圧。
やむなく甲信地方へと逃れていく武田軍を騎馬鉄砲にて追撃。
もぅ笑いも勢いロマンティックも止まらない。
大敗を喫した武田軍は本拠地の甲信地方……あれぇ?

それまで武田軍に押されていた上杉軍。
しかし武田がコチラに苦戦している隙に息を吹き返したのか、
関東経由で甲信地方に進出中。
逃亡していた武田部隊はそのまま防衛線の戦力に入れられたのかねぇ。
城に逃げ込む前に上杉軍にボコボコにされている。
なんか、武田さんが可哀想になってきました……。