池田家の決断「池田恒興プレイリポート」(その4)




     次代を担う者たち(1592年12月〜


信長の死後から始まったこのシナリオ「野望、再び」ですが、
ゲーム開始から既に10年の時間が流れています。
天下分け目の合戦と言われる史実の「関ヶ原の戦い」まであと僅か7年程しかありません。
そりゃ百地三太夫も死ぬわ……

戦国時代を彩った様々な武将たちも死んで行き、
そろそろ次の世代が時代を動かすべき時になったのです。
我らが池田家では大殿である恒興よりも輝政の方が活躍しています。

池田家は鉄砲系の技術を優先して研究しているので、
恒興は騎馬系が得意、輝政は鉄砲系が得意、自然と輝政が活躍するんですよね。

 「父上は死にたがるので戦場に出してはなりません。」

そうだね、なんか死亡フラグ立てるのに必死、
あ、でもそういう人って、死ぬ、死ぬ、言ってる割に生き残ったりするんだよね。
パニック物の映画だと何故そこでお前が生き残る!? って感じで、
主人公やヒロインが死んでも生還してみたり……いや、まぁそれはいいや、

四国を統一して次は毛利相手に中国地方を奪い取る予定なのですが、
ちょっとココで若者達にパワーアップしてもらいたい、
おっさん達はそう思うワケですよ。頑張れ輝政、

 「うーん、もうちょっと鉄砲上手くなりたいなぁ。」
 「ふむ、それで、それがしも呼ばれたという訳ですな。」

細川幽斎の子で細川忠興、彼もなかなか優秀なステータスなんですが、
いまいち戦闘では脇役になっちゃうんですよね、
鉄砲Aだから鉄砲隊の一員、目立つのは重秀と頼廉ばかり、

 「わたしも呼ばれたんですけど……」

吉田政重、え? あんた誰?
長宗我部家臣で武勇に優れたお方、困ったときはウィキペディアだ!
なになに、朝鮮出兵では敵将を捕らえるという大功を挙げたと、ふむふむ、
また陣地を荒らしていた虎退治をしている……、
うーん、虎退治っていうと加藤清正のイメージがあるけど彼もまた退治してたんだね。

   武将名   統率 武勇 知略 政治 足軽 騎馬  弓 鉄砲 兵器 所持戦法

   吉田政重   70  82  41  12  S   C   D   B   C  槍衾之三

おお、なかなか強い。足軽Sってかなり貴重。
しかも寿命がまだまだあるぞ、なんでも大阪城が落城したあと、
山内家の仕官の話を断って医者になったそうだ。
うむ、長生きっていうのはポイント高いぞ!

まぁ、ステータス見ると、あれだ、もう少し統率が欲しいですよね。
それでは先生方の登場です、鈴木重秀先生と長宗我部元親先生です。
ここで数ヶ月、先生に統率やら鉄砲の撃ち方やらを勉強してもらいました。
家宝や官位、役職を与えて更にパワーアップ!

池田輝政と細川忠興は鉄砲適性S、統率が90を越える良将に成長しました。
吉田政重も統率力を90の大台に乗せることに成功しました。

 ……あ、ちょっと説明が必要かな?

天道パワーアップキットでは「教練」なるコマンドで武将を育てる事が出来ます。
ってのはこれまでのリプレイの中で書いてたと思うけど、
この「教練」のコマンドを使えるようになる為には、
文化「技芸」、文化「演芸」というのが必要になるのです。
それぞれ茶室が4つ必要になるので、早めにコマンド開放した方が良かったのかも、
まぁ後悔しても仕方ない、とりあえず優秀な武将をそれぞれ量産してもらいました。

さらに長宗我部元親は自分の戦法「鬼槍」を吉田政重に伝授。
まさに自分の後継者とするべく必殺技を相伝したのです……あれ? 子供には教えないの?

長宗我部元親の長男である信親は幼い頃から利発なお子さんだったようで、
信親の「信」は、お父さんが信長に近付いた際、信長から貰った「信」なんだって、
もちろん、お父さんは自分の後継者にと愛情を注いだと思うよ、

 でも、信親は秀吉の九州征伐に参加して戦死しているんだよ。

そう、彼は短命なのだよ、勿体無いけど寿命が元々短いからどうしようもない、
そして四男、盛親は大坂夏の陣で大坂側について大暴れしたが皆さんご存知の敗れて死んでいる。
能力値は吉田政重と似たような感じなんだけど足軽適性がBなので主力に据えるには力不足かなぁ、
というワケで、わたしとしても元親の子供達より長生きする吉田政重の方が使い勝手が良い。
いやね、気持ち的には子供達も長生きして欲しいんだけどね。

こうして優秀な武将を育成した池田軍は毛利軍を攻めて攻めて攻めまくった、
もちろん、毛利家にも優秀な家臣団は存在しているけど、
足軽隊に後ろから鉄砲を乱射している池田軍の方が勢い勝る、
途中、島津軍が四国上陸し黒瀬城に迫ったのが一番怖かった、
うん、毛利家には池田軍を押し返す余裕が無かったのだよ。

 「おぉ、若殿、ご覧下さい、鉄砲が狙った通り当たるようになりましたぞ!」
 「やるな忠興、わたしだって練習したんだ、ほら命中した!」

うんうん、彼らの成長振りには助けられたよ。
主力はもちろん鈴木重秀と下間頼廉だけど連鎖する確率が格段に上がった。
鉄砲隊の前に配置される足軽隊も、これまでは「方円の陣」で守りを固めていただけ、
しかし、長宗我部元親と吉田政重が配下に加わってからは、
本願寺顕如を加えて「鶴翼の陣」で「鬼槍」連鎖狙い。
ほら、ちょっと前までより破壊力が全然違うのだよ!

やはり危険なのは島津軍、池田軍と同じで鉄砲を研究している。
しかも独自技術の「猿叫」まで修得している。
この技術は鉄砲の戦法に付加されている状態異常発生率を2割増にしてくれる。
島津家といえば「捨奸」という戦法を持っている島津義弘、

 「忠興、普通に撃ち合うと負けると思わないか?」
 「ですよね、破壊力も違うし……。」

「捨奸」は凄まじい攻撃力を持っていてしかも混乱して、
さらに武将を狙撃するというモノ、強いに決まっているじゃないか……

 「おお、これで池田家も終わりなのかぁっ!?」

嘆く恒興、あんたはいいよ、大殿は城で留守番していなさい、
どうにかして勝つ方法を考えるからっ!


   〜〜〜 ここまでの主な出来事 〜〜〜


 1592.12 毛利家の因幡但馬鳥取城を攻略する

 1593.09 毛利家の出雲石見十神山城(支城)を攻略する

   .12 毛利家の出雲石見月山富田城を攻略する

 1594.04 毛利家の安芸備後吉田郡山城を攻略する

      長宗我部元親が吉田政重に戦法「鬼槍」を伝授する

   .05 島津義弘勢が南伊予黒瀬城へ進軍

   .10 島津義弘勢を押し返す、黒瀬城防衛に成功

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