鎮西大返し「黒田長政 プレイリポート」(その1)




     鎮西大返し(ゲームスタート)


今回はせっかくなのでパワーアップキットに収録されている新しいシナリオ「関ヶ原合戦」で遊んでみようと思う。
もちろん、徳川家や豊臣家(または石田家)でプレイするとなると難易度はぐっと下がるだろうね。
あなたが見ているこのサイトは「微妙武将」か「微妙勢力」でプレイした経過を書き残しているサイトです。
……なので徳川家ではやりません。豊臣家でもやりません。

しかし、しかしだよ。
今回はパワーアップキット購入後初のプレイなのであまり難しくても困るんです。
なんかね、南蛮の地の新たな技術が追加されていたり、国人衆や忍者衆などの諸勢力も追加されたし、
色々と雰囲気が変わっているので今回は練習も兼ねて「中級」で「そこそこの勢力」をプレイしたい。

ん〜、どこでやろうかな?
色々考えたあげく選択したのは黒田家、九州の豊前中津12万5千石のちんまりした大名家、
だけど大名のお父さん(御隠居)は亡き太閤殿下の軍師さまと来たもんだ。

しかも実際に関ヶ原の戦いがあったその時の混乱に乗じて、
西軍に与し御家再興を願う大友軍と石垣原で激突、これを一蹴。
その後も西軍に属した安岐城、富来城、臼杵城などなどを次々と攻略していくんだ。
まさに九州を飲み込むような勢いで進軍する黒田如水。

 九州を制圧しその勢いを持って東上し家康と雌雄を決するのが狙いなのでは?

と、考えられるこの一連の快進撃は、その混乱の原点である「関ヶ原の戦い」が、
僅か一日で終わってしまったという奇跡で瞬間的に収束してしまう。
黒田如水は奪った城を家康に全て献上し、家康の為に戦ったと嘯くのだ。
しかも、関ヶ原で大活躍したのは息子の黒田長政。なんとも皮肉っぽい最後ではないか……。
もし如水にその気があれば関ヶ原の後にもう一つの大決戦があったかも知れないんだよね。

じゃぁ、せっかくだから黒田軍を率いて家康と大決戦をしてみようではないか。
今回のシナリオ「関ヶ原決戦」は所謂「関ヶ原」の直前の武将配置になっている。
まぁ、息子の長政もちゃんと中津にいるんだけど、それは勢力配置的に仕方ないよなぁ。
息子と御隠居で九州を制圧し東へと向かって天下を統一する。
最大の障壁となるのは恩ある豊臣家か? それとも豊臣を吸収した徳川家か?
それはゲームが進んでからのお楽しみということで、

 ・中級/寿命史実/討死多/あとは全てデフォルト

 ・シナリオ「関ヶ原決戦」/1600年8月スタート

 ・黒田孝高が死んだらゲームオーバー

他の縛りは無しです。
では早速ゲームを始めてみようと思います。


     最初の敵は小早川?(1600年8月〜


なんか違和感があるね。1600年っていうのが違和感。
いままで1600年までゲームしたこと無かったからなぁ。
さて、今回は特に縛り無しなのでチャカチャカと敵対勢力を潰して、
早い段階で豊臣or徳川に負けない大勢力にならないといけません。

しっかし酷いね。
自分を含めて5人しか武将がいない。
黒田長政と黒田孝高は賢いし政治力も高いんだけど、
あとは戦争バカだから困ったもんだ。いや頼りにはなるんだよ。
母里太兵衛と後藤又兵衛を率いて戦い続ける覚悟だけは出来た。
さぁ、最初の相手は誰だ!?

このシナリオは当然ながら東軍と西軍に分かれている。黒田家は東軍だ。
付近には加藤清正と鍋島直茂がいる。彼らも東軍なので上手く付き合っていこう。
すぐ隣の立花山城と博多港は西軍(隠れ東軍)の小早川秀秋の領地、
裏切る、裏切らないに関係なく弱そうなので潰してしまおう。

 「父さん、なんで呼び戻したんですか? もうちょっとで家康公に褒めてもらえそうだったのに!」
 「お前バカだろ? コッチの方が忙しいんだから手伝え。」
 「父さんがそう言うんなら手伝いますけど、」

父さん、父さん言っていると、どうしても「ゲゲゲの鬼太郎」と「目玉親父」っぽい会話に見えちゃう。
最近のゲゲゲの鬼太郎を見たら「ネコ娘」がメチャクチャ萌えキャラになっててビックリした。
いや、それはどうでもいいんだけど、父さん6000、息子6000で立花山城へと強襲。
結果? 一応聞く?

 「まずは『混乱』してもらおうか?」
 「父さんの計略は天下一ですからね。」

これで小早川軍は大混乱。ついでに『鼓舞』まで連鎖しちゃった。
あっという間に城門突破し、あっという間に落城。あまりに手応えが無い。
革新1年以上プレイしていなかったけど結構いけるもんだね。
泣きながら博多港へと逃げ込んだ小早川秀秋を追って快進撃。1601年2月に小早川家滅亡。
お前は何をしに出てきたんだってくらい早い滅亡だよね。

 「あの〜、そろそろ東軍に裏切る予定だったんですけど……。」

そんなコトはどうでもいいよ。黒田軍に召抱えちゃうからさ、
お前はそこら辺で『市』なり『畑』なり作っていればいいのさ。

 「父さん、南に妖気を感じます。」
 「よし、府内館に突撃じゃ!」

そこら辺をチャカチャカと開発しつつ黒田軍は元大友家の本拠地である府内館へと侵攻。
ここは豊臣家の領地になっちゃっているんだけど、
大友義統が旧領回復の為にお仕事を頑張っているのだ。

 「おのれ、本来ならばコッチから攻め込んでやろうと思っていたのだが……。」
 「父さん、あの妖怪はっ!?」
 「あれは妖怪『過去の栄光』って奴じゃ。昔の御家の威光にしがみついている妖怪じゃ。」

あんたら、いつまでそのネタ引っ張るつもりですか?

 「あ〜ゆ〜バカには『混乱』からの戦法コンボで十分じゃ。」
 「はい、父さん。」

バカは計略に引っかかっちゃうからねぇ。
計略に引っかかった敵軍は哀れなモノですよ。
なにも出来ずにボコボコにされて捕えられるんだからねぇ。
ほら、お前もウチに召抱えられろ。

 「いや、亡き太閤の為に戦い続けるのだ!」
 「太閤、太閤って、死んじゃった人の為に戦ったって仕方ないのにな〜。」

と、太閤の懐刀が言っているんだから、
みんな豊臣家裏切っちゃったら良いのに……。
これまた西軍に属する毛利家が律儀に援軍を送ってくる。
ま、返り討ちにしてやったけどね。

この戦いで大友義統ら豊臣家の武将を捕虜にしました。
そのうち忠誠度が下がって仲間になってくれるといいな〜。
どうしても武将が不足気味なんです。
やっぱり戦国時代末期なので有名な人たちのほとんどは死んでるからね。
1602年2月に府内館を攻略し、そろそろマジメに内政しておきたいところ、
伊藤マンショを見つけて登用し『市』『畑』を作りまくる。
あ、そう言えば今回追加された特産品を作ってみよう。
奉行所を作っておけば毎月名産品が少しづつ出来るんだ。
政治力の高いお奉行さまを派遣すれば更に生産量がUPするよ。

この特産品を南蛮諸国に渡すと貿易の契約が結べるんだ。
特産品によって契約できる国は異なるから、
各国を早めに制圧し数多くの特産品を作ればその分貿易できるチャンスは増える。
諸外国と貿易を繰り返していると国ごとに設定されている友好度が上がる。
友好度が上がると南蛮技術なる新たなる技術を手に入れることが出来るのだ。

例えば「明」の「苗刀」の技術を手に入れると、足軽隊の攻撃力+12、守備力+4になる。
また「オランダ」の「携行食」の技術を手に入れると部隊の兵糧消費が減少するんだ。
これは便利、まずオランダと契約し貿易をしようと思う。

一応、東軍vs西軍のシナリオだけど、東軍同盟期間は1603年8月に切れる。
それまでに「携行食」と、おなじみの足軽技術「金砕棒」を取得しておきたい。
同盟が切れた途端に隈本城の加藤清正を滅ぼす予定だからね。
やっぱ優秀な武将は多ければ多いほど楽になるもんね。

 「父さんから妖気を感じます。」

おい、滅多なコトを言うんじゃねぇよ。

 「邪悪で強い妖気です。」

マジメに生きているだけでは天下統一できないよ。
ほら、徳川家から援軍要請の使者がきた。
行くつもり? そんなのないよ。
もうちょっとで同盟切れるし、同盟切れたら襲い掛かる相手だし。
ホラ、同盟切れた。そーれ隈本まで一直線だ。

 「黒田殿、わたしは御味方ですぞ!」
 「そう思ったら滅びてくれ清正殿!」

計略決めて皆でボコ殴り。

 「父さん、いや、貴様父さんじゃないな!?」

はいはい、解った解った、
解ったから息子よ、清正を登用して来てくれ、

とりあえず購入した今日プレイ分の速報です。
これで九州の3分の1は制圧したかな?
次は鍋島直茂を仲間にするつもり、優秀な武将が揃ったら島津をを潰して九州統一。
うん、なんとなく先が見えてきたかな〜? って感じです。